「HIMIKO」(卑弥呼)野口五郎 

    「HIMIKO」(卑弥呼)野口五郎             
    作詞・伊藤アキラ 作曲・佐藤寛 編曲・萩田光雄 
    1979年9月15日発売B

    この年、
    「真夏の夜の夢」「女になって出直せよ」と来て
    「青春の一冊」

    もの凄い変革といいましょうか
    チャレンジをされたあとの
    路線変更、っていうのでしょうか。
    これは正直 どうしようもなくショックでした。
    ファンとしては 申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

    世の中が絶対的に変更したくない五郎さんのイメージは
    「甘い生活」や「私鉄沿線」だったものですから
    ほんとうにしんどかったことでしょう。

    よく歌手のみなさんが言われてますが
    大ヒット曲があるがゆえの苦悩・・・・
    思った以上に壮絶のようです。

    この年のお祭りのようなチャレンジの後の 作品、
    私は「青春の一冊」より 「HIMIKO」の方が
    新しい世界を感じましたし、
    パワフルで良かったのになぁ・・・と
    正直残念に思います。
    さすがに 手堅く・・・と思われたかもしれません。
    「HIMIKO」にならなかったのが不思議でたまりません。

    五郎さんの場合、
    A面B面はどのようにして決められていたのでしょう。

    前に 沢田研二さんがラジオで話されていた中では
    自分がどうしてもこの歌がいい、何が何でも・・という感じで
    主張してA面にしてもらった、というようなことを話されてましたが

    五郎さんの場合 自分の意見が通せたのか どうだったのか
    いつか 訊いてみたい気がします。

    「HIMIKO(卑弥呼)」
    これは ハートにガツンと来る作品です。
    詩も曲もアレンジも とっても面白いというか
    新しい世界のように感じます。

    HIMIKO・・!HIMIKO!
    あなたと一緒に暮らしたかった


    このメロディと歌詞が
    胸にグーーーっときます。

    ふっとこのフレーズって
    よく口を突いて出てました。
    恋をすると こんな切ない感情が
    誰でもあるものです。

    歌唱も素晴らしいとおもいますっ。
    五郎さんならではの
    パワフルなハイトーン!!

    何度聴きなおしても
    これは素晴らしいです!!

    ほんとうに 隠れたお宝ですね。

    ところでお兄さんの佐藤寛さん作品では
    すてきな曲はいっぱいありますが
    みなさまはどの作品がお好きでしょうか。

    またそういう話もしていけたらと思います。

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    「涙のチケット」  野口五郎  

    「涙のチケット」  野口五郎   
    作詞 : Peter De Wijn 訳詞 : 三浦徳子 作曲 : Peter De Wijn 編曲 : 佐藤寛
    1986.12.21  A面

    1986年は おニャン子クラブなどの 刺激的で
    身近にいそうな ティーンエイジが活躍した年でした。

    ヒットチャートを見ても
    若い女性の名前がずらりと並び
    女性が活躍した年でもあります。

    この頃の音楽を聴くと
    もうなんだか 自分にはついて行けないと
    正直思ったものです。

    どちらかというと ニューミュージックを聴きたい、と思った時代だったような気がします。

    若い 可愛い ちょっとセクシー、
    みたいな感じが ウケた気がします。
    少し挑発的でもありました。

    歌は 二の次だったので
    長く残っていく歌とは思えませんでした。

    時代がもう イケイケ状態だったのではないでしようか。

    翌年になると その跳ね返りか
    演歌などが持ちなおしてくるのですが
    相変わらず ほぼイケイケ状態が続いていたような気がします。

    そういう私も なんだかイケイケ状態になり
    1986年に結婚したのですが
    多分 時代に背中を押されたのだと思います。

    :結婚はしましたが
    このレコードはちゃんと買いました。

    五郎さんも
    テレビに出て歌われる機会も多かったように思います。
    欽ちゃんの番組に出ていらっしゃったような記憶があります。

    「涙のチケット」 。
    30代になられた五郎さんには
    とてもぴったりの世界でした。

    横文字で歌われた歌詞も
    自然だったように思います。

    もっと売れても良かったのですが
    なかなか 時代を読むことは難しいですね。

    全部日本語詞に直されたほうがよかったのかな、
    どうしてなのかな~、と 考えてました。

    逆に 演歌を歌ったほうが
    この時代は受け入れられたのではなかろうか・・・と思うくらい
    翌年は演歌が売れていましたね。

    五郎さんがこうしてずっと歌い続けてくださって
    ご活躍くださっているので
    あらためて あの時代の歌も
    今 じっくりと聴くことができます。

    飛び跳ねるような時代に
    落ちついた歌の世界を残されて
    ある意味安心しています。

    「幸福への切符」野口五郎

    「幸福への切符」野口五郎
    作詞:なかにし礼 作曲:佐藤寛 編曲:萩田光雄
    1980年2月1日『樹海 BALLADE』

    私に出来ることは
    一曲一曲について 語ることだと思い
    ささやかながら コツコツと書いておりますが
    「幸福の切符」
    この一曲をもちまして 『樹海 BALLADE』は制覇‥というか
    語りつくしたことになります。

    この作品は なかにし礼作品。

    なかにし礼さんの作品は
    「貝になりたい」
    「世界が止まる」
    「樹海」
    「幸福への切符」
    「青春の贈り物」
    「愛の証明」
    「パリ北駅」
    があります。
    お宝 ざっくざく、です。

    私は特に
    「貝になりたい」
    「樹海」が好きかなぁ。
    こういう作品を シングルにしていただきたかったなぁ。
    世の中の人に聴いてもらいたかったです。
    なかにし礼さんの作品には艶があります。
    五郎さんの艶やかな部分を
    とても感じさせていただけました。

    「幸福の切符」
    作曲は お兄さんの佐藤寛さん。
    この曲は お兄さんらしい作品で
    あっ お兄さんの曲だなぁ~っ、とすぐに思う。

    五郎さんの歌の上手さ
    聴かせどころを良く知っていらっしゃる。
    そんな作品です。

    本は確かに中也の詩集のはずだ
    君がくれた紙切れがみあたらない


    中也の詩集というのがニクイですね。
    中也と書かれたことで
    ナイーブな青年像が浮かびあがります。
    とても五郎さんに近い世界なので
    すんなりと受け入れられた気がします。

    ところで そのお兄さんですが この年の
    10周年の記念コンサートの後は
    「山中涼平」と名前を変えて活動されていました。
    少し 身を隠されるように
    どうしてされたのかと当時、不思議に思っていました。

    しがらみを捨てて
    新しい世界を開くことをされたかったのかなぁと
    私は考えていました。
    ほんとうのところはどうなのでしょう。
    わかりませんけれど。

    このアルバムでは
    いつもの五郎さんらしくて ほっとする、という感じの一曲になっています。

    とにかくこのアルバムは
    売り切れたことが残念でならないです。
    もっともっとたくさんの方に聴いていただきたかった名盤です。


    01. 貝になりたい
    02. 東北縦貫道路 
    03. そして春へ  
    04. 愛情天秤  
    05. 緋文字  
    06. 世界が止まる 
    07. 樹海 
    08. 心は孤独な狩人
    09. 幸福への切符 
    10. 青春の贈り物

    「 愛情天秤」野口五郎

    「 愛情天秤」野口五郎
    作詞:麻生香太郎 作曲:佐藤寛 編曲:萩田光雄
    1980年2月1日『樹海 BALLADE』

    2015年1月21日に五郎さんの作品5タイトルが復刻されましたが
    このアルバムはあっという間に完売いたしました。

    あらためて聴いても
    このアルバムは アレンジが格調高く
    豪華で 美しい 素晴らしい出来栄えです。

    私としては「東北縦貫道路」が
    シングルにならなかったこと、
    ほんとうに残念に想うのですが
    幾度聴いても繊細で温かく 
    奥が深い素晴らしい出来栄えです。
    何度も聴く楽しみとして
    聴く楽器を決めて そのパートの音だけを追う、という聴き方も
    さらに楽しめる。聴き方のひとつです

    さて今日は「愛情天秤」
    香太郎先生が 天秤をイメージとして ブライラ という言葉で表現されているのも
    興味深いところですが
    ここは香太郎先生の 作家としてのこだわりでしょう。

    曲はお兄さん。
    男らしい、少し危うい世界を
    曲で表現されたのですね。

    愛情天秤 男をはかりにかけるなんて
    愛情天秤 憎いじゃないか


    このサビのところなどは
    さすが五郎さんの良さを知り尽くしていらっしゃるお兄さんです。

    それにしても この歌の世界の女性は
    ワルイ女性ですねっ。
    罪深い女性だわっ。

    あんまりじゃないか、とは言わず
    ニクイじゃないか、という。
    そこが 男のプライドですね。

    五郎さんのイメージとは少し違う、と
    当時は思いましたが
    こういう世界も今となっては素敵だと思う。

    編曲者は 萩田光雄さんです。
    萩田光雄さんの編曲としては五郎さんでは
    「最後のカード」{世界が止まる」「幸福の切符」などがありますが
    曲数が少ないだけに貴重といえます。

    萩田さんでは なんといっても「異邦人」が素晴らしかったなぁ。
    「恋におちて」「シクラメンのかほり」などもそうですが
    素晴らしいアレンジャーの一人です。

    五郎さんの歌声も
    男らしさを全面に出したもので
    それまでにない雰囲気となっています。

    歌い方も きっと選択肢はたくさんあって
    どういう表現をするか、
    才能がありすぎるだけに迷うことも多かったと思いますが

    五郎さんは 常にチャレンジをされてきたのだなぁ、と思います。

    01. 貝になりたい
    02. 東北縦貫道路 
    03. そして春へ  
    04. 愛情天秤  
    05. 緋文字  
    06. 世界が止まる 
    07. 樹海 
    08. 心は孤独な狩人
    09. 幸福への切符 
    10. 青春の贈り物

    「裏切り小僧」  野口五郎 

    「裏切り小僧」  野口五郎          
    作詞・伊藤アキラ 作曲・宇崎竜童 編曲・新井栄治
    1981年8月21日発売A

    宇崎竜童さんの作品が続いたので
    ここでこのシングル盤を書いておきましょう。

    「裏切り小僧」
    もともとは 1979年アルバム「南十字星」に入っていたこの作品。
    シングルカットされて81年に再登場です。
    アルバム「南十字星」に入っている作品についてのレビューはこちらです。
    http://littlegirl5636.blog.fc2.com/blog-entry-315.html

    シングルカットは そのままシングルにされた、というのではなく
    再度 お色直しをして、の登場です。
    音源をお持ちの方はぜひ聞き比べていただきたいと思います。

    私も今 聴きなおしてみました。
    アレンジの雰囲気はそのままですが
    大きな変化としましては
    ストリングスも加わって しなやかな仕上がりです。
    五郎さんの歌い方も垢抜けてきた感じがします。

    せっかくの竜童作品を眠らせておくのはもったいない、と思われたのだと思います。
    ここら辺で 少し変わりたい、という気持ちだったのではないでしょうか。

    宇崎竜童さんと五郎さんは
    全然似ていないように思うのですが
    お誕生日が2月23日と同じ日で、
    きっと共通する点があるのだと思います。
    才能が豊かなところとか
    感性が豊かなところとか
    「キザ」が似合うところとか・・・・(笑)

    当時
    神経質で慎重で真面目な五郎さんが
    この裏切り小僧の世界を歌われると
    五郎さんとのギャップが大きすぎて
    ピンとこない、というんでしょうか、
    なんだか困ってしまうような気がしたのですが
    なんといっても 竜童の世界を五郎さんが表現された、という
    面白さがあります。

    ただ残念だったのは 作り手として
     阿木 燿子さんを担ぎ出せなかった、ということなのではないかなぁ。

    でも今聴くと これも新しい五郎さんの世界で
    貴重なものです。
    ちゃらんぽらん という雰囲気が
    五郎さんにはないだけに
    この世界は面白いのです。

    私としては 特にオリジナルにこだわらなくても良いので
    たとえば
    「身も心も」
    のような作品を
    カバーしていただきたかったなぁ。

    こういう歌を歌われる五郎さんを観たかったなぁ・・・と
    猛烈に 今、思います。

    「夜の虹」  野口五郎

    「夜の虹」  野口五郎           
    作詞・三浦徳子 作曲・宇崎竜童 編曲・後藤次利
    1983年10月10日発売B

    昨日はA面の「今夜はつれづれ」を書きました。
    このコラボレーションの貴重さを語っておりますので
    よろしければご覧ください。
    http://littlegirl5636.blog.fc2.com/blog-entry-441.html

    そちらにも書きましたが
    私はこの作品は当時 購入しませんでした。
    よほどお小遣いがなかったか(笑)
    この世界があまり好きではなかったか、だと思うのですが
    新しい世界を切り開く
    攻めの一手だったことには違いありません。

    そして 最近シングルの復刻アルバムが出て購入できたので
    しみじみと こうして 84年の 作品を聴いたわけですが
    私は B面の「夜の虹」の方に 心を掴まれました。

    この詩の面白さ、
    そして
    これぞ竜童さん、と思えるメロディーライン
    後藤さんのベースのアレンジもすてきですし
    すごく 刺激的でありながら
    心にすっと馴染むような世界となっていて
    ほんとうに こんなお宝が隠されていたなんてーー、と
    わたしは驚いてます。

    こぼれ出す 夜の虹 あれは
    ぬくもりが見せた夢
    もう一度だけ火をつけようとすれば
    今夜はさらさら音立てる

    このメロディーラインもとても魅力的。
    詩の世界も とても面白い。
    わたしは この作品はとても気に入りました。

    素敵だーーーーっ。

    ぜひ 今の五郎さんに
    もう一度ステージなどで歌っていただきたい作品です。
    かっこいいですね。

    「今夜はつれづれ」野口五郎

    「今夜はつれづれ」野口五郎             
    作詞・三浦徳子 作曲・宇崎竜童 編曲・後藤次利 
    1983年10月10日発売A 

    新しいコラボレーションで
    守りの体制から抜けて
    攻めの一曲ではあったのですが
    なかなか結果に結びつかなかった、というのが
    現実でした。

    けれど こうして時間が過ぎてみると
    この攻めのコラボレーションは貴重です。

    三浦徳子さんというのも 初めてでしたが
    三浦さんと言えば 私は聖子ちゃんをイメージしてしまうのですが
    この作品では男らしさを全面に出した世界となっています。

    そして編曲はベーシストの後藤次利さん。
    後藤さんと言えば おニャン子クラブとか とんねるずを 
    まず思い出すのですが
    私たちの世代でいえば ジュリーの「TOKIO」の編曲をされていますので
    印象に残っている方も多いと思います。
    イメージとして モッテモテのベーシスト、という感じがして
    私たちの世界からは遠い感じのする方なのですが
    才能あふれた方ですよね。

    そして作曲は「裏切り小僧」以来となった宇崎竜童さん。

    男臭く ビシバシと心に響く作品となっています。
    実は私はこの作品は なぜか購入してませんでした。
    少し この世界を受け入れられなかったのかもしれません。

    それでも 今聴けば
    この攻めに転じた一曲は
    とても新鮮で おぉーー、と思うのですが
    どちらかというと B面の方が竜童節が効いていて
    もったいなかったなぁ・・・という感じもします。

    宇崎竜童さんや後藤次利さんの熱烈なファンも多いと思いますから
    これはぜひ教えてあげたい作品です。

    80年代の この頃には
    演奏もストリングスは使われていないものが多く
    私自身 それが 歌謡曲から遠ざかる原因になったような気もするのですが
    だからこそ ストリングスなしで作る 編曲者の腕の見せどころ、
    というか面白さがあるのでしょう。

    五郎さんも
    過ぎ去れば夢は優しい、のあとの一曲として
    ワイルドな感じを全面に出して歌われています。

    しかし 結果的には
    あまり受け入れられなかった、という感じがあったのでしょう
    「停車場」という ソフト路線に戻られています。

    もしも この曲がドーーンと売れていれば
    次も男らしいワイルド路線だったのでしょう。

    しかし 世の中は 
    五郎さんには ソフトで甘く哀愁のある世界を求め続けたものですから
    五郎さんも 少し しんどかったのではないかなぁ、と
    今になって思います。

    そういう意味でも この一曲は貴重な世界だと思います。

    「避暑地より」 野口五郎

    「避暑地より」 野口五郎              
    作詞・阿久悠 作曲・佐藤寛 編曲・船山基紀
    1979年発売 「ラスト・ジョーク GORO IN LOS ANGELES'79. 」

    今年は阿久悠先生 生誕80年、ということで
    音楽番組で阿久悠先生の作品の特集が組まれることが多く
    たくさん聴く機会がありました。

    それに伴って 私自身、
    五郎さんの阿久悠作品をしみじみと聴くことが多かったのですが
    「避暑地より」
    この一曲で 私のブログでは
    五郎さんの阿久悠作品を語りつくしたことになります。

    この作品は 「ラスト・ジョーク GORO IN LOS ANGELES'79.」の
    A面 三曲目に入っている作品。
    このアルバムは すべてが阿久悠先生の作詞です。
    これほど貴重なものはありません。
    阿久悠作品コレクターがいらっしゃったら
    どうか教えてあげてください。
    今なら まだ購入できます。
    今がチャンスなのです。

    いつ売り切れになるかわかりません。
    欲しい時には もう買えない、
    しまったー あの時買っておけば・・・
    そういう残念な想いだけはしていただきたくないのです。
    http://tower.jp/item/3203243/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%AF-GORO-IN-LOS-ANGELES'79--%EF%BC%8B1%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E

    さてこの作品はお兄さんの作曲です。
    もしかしたら作品に五郎さんの意見も
    取り入れられているかもしれません。

    季節は夏から秋へと移っていき、
    賑やかなまぶしい季節は遠ざかる。

    失ったものへの想い。

    さみしさを通り越し、
    どこか現実味のない
    言いようのない虚しさへと変わって行く。

    あなたは真夏のひと
    まぼろしみたいな愛
    あれは あれは 夢か


    きっとそれは まぼろしであって
    夢なんだと思う。

    夢は夢で終わらせることだ、とも思う。

    泣いたり 叫んだり 微笑んだり 笑ったり できない
    こういう切なさや虚しさを歌にする。
    阿久先生ならではの深さがありますね。

    阿久先生の詩には つねにメッセージが込められているので
    いつ聴いても 深く沁みます。

    そして こんな 難しい世界も
    野口五郎だったら 表現してくれるだろう、という
    想いがあってのことと 私は思います。

    人は本当に悲しい時
    「私は悲しいんだ」、と口にはしない。
    口に出して言えていることって
    たいしたことではない。

    無表情で見送る季節の
    深い悲しみを表現できる
    素晴らしい歌手である五郎さんが表現するこの世界、
    ぜひお聴きいただきたいと思います。

    阿久先生が五郎さんに託されたものを
    私たちは 今一度 よく聴いて
    感じ取ることができればと
    私は最近 強く感じます。
    「帰らざる時代」
    「シスコ・ドリーム」
    「避暑地より」
    「時にはエトランゼ」
    「漂いながら揺れながら」
    「ラスト・ジョーク」
    「最後の楽園」
    「君こそわが青春」
    「女になって出直せよ」

    「送春曲」 野口五郎

    「送春曲」 野口五郎              
    作詞・阿久悠 作曲・筒美京平 編曲・筒美京平
    1979年1月1日発売A

    実は今 TBSの歌番組の阿久悠特集を見ているのです。
    やっぱりすごい作詞家ですね。
    私は阿久先生には 人生を教えていただけた気分です。

    なにしろ 阿久先生の作品で育ってきましたから。
    5枚組の阿久悠作品集「人間万葉歌」も
    私は購入しました。
    名曲ぞろいです。
    でも ヒット曲が多すぎて
    私が聴いて育ったヒット曲がすべて入っているのではなく
    ごく一部です。

    そしてこの作品集には 野口五郎さんの作品も入っています。
    それがこの「送春曲」です。

    「愛さずにいられない」でもなく
    「心の叫び」でもなく
    「真夏の夜の夢」でもなく
    「女になって出直せよ」でもなく
    この歌なんです。

    普通に考えたら
    「愛さずにいられない」かな、
    「真夏の夜の夢」かな?って思うじゃないですか。
    だけど違うんですよ
    「送春曲」なんです。

    きっと 深い深いメッセージを込めて書いてくださったと思うんです。
    この曲が発売された時
    ファンクラブの会報に 阿久悠先生の寄稿文が載っていたんです。
    でも 正直 子どもすぎたので 
    抽象的すぎて難しすぎて よくわからなかったんです。(泣)
    本当に もうしわけなかったです。

    そして 思うのですが
    阿久先生は 五郎さんには 
    とても男らしさを要求するような強い世界を書かれてました。
    男とは、女とは・・・ かくあるべき、というような
    どこか 厳しい学校の先生の話しのように
    少しお説教を受けているようにも感じる時期もありました。

    かといって 阿久先生が書かれる作品を見たら
    林檎殺人事件とか夏ざかり ほの字組とかペッパー警部とか
    ざっくばらんに楽しむタイプの世界もいっぱいありますし
    五郎さんが歌われる こんな世界というのも
    それはそれで とても貴重な阿久先生の世界だと思うんです。

    「送春曲」
    正直今も 深すぎてよくわからないんです。
    わかる方がいらっしゃったら教えていただきたいんです。

    それもこれも 季節の出来事
    春に別れる約束だった


    どうして春に別れる約束なんてしていなければならないのでしょうか・・・

    あ・・
    ひょっとして・・・
    いえいえ
    なんだか・・・

    すみませーーん 未だわからないままの人間です~っ

    その真意がわかったら
    もっと深く鑑賞できて沁みると思います。

    テレビを見ていても
    阿久悠特集のテレビの番組で
    五郎さんの歌が出てこない。
    これは とても悲しいです。
    素晴らしい作品はいっぱいあるのに。

    人生の面白さはコラボレーションである。

    と、私は思っているのですが

    私が望むのは
    野口五郎×作家別の作品集が
    (京平先生のは出ていますが)
    あったらいいのになぁ、って
    すごく思います。
    私は 常に そういう聴き方をしています。

    阿久先生の作品集なら
    ほしい人はいっばいいると思います。

    「愛さずにいられない」
    「熱愛」
    「心の叫び」
    「傷だらけの旅立ち」
    「真夏の夜の夢」
    「ローリング・サマー」
    「風と炎と燃える日と」
    「ガラスの船」
    「女になって出直せよ」
    「シスコ・ドリーム」
    「帰らざる時代」
    「避暑地より」
    「時にはエトランゼ」
    「漂いながら揺れながら」
    「ラスト・ジョーク」
    「最後の楽園」
    「君こそわが青春」
    「送春曲」
    「1981年」

    そして 忘れてはいけませんよ。
    「青春きらきら」

    どうだ、参ったか、って感じですっ。

    これから聴いていただければ良いのです。

    全部を入れて丁度いい曲の数。
    阿久悠作品集
    是非 お願いしたいものです。

    「言い訳もしたくない季節」野口五郎

    「言い訳もしたくない季節」野口五郎
    作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二
    1983年 アルバム「過ぎ去れば夢は優しい」

    アルバム「過ぎ去れば夢は優しい」復刻されました。
    大人のラブソング、
    都会的で おしゃれ感もあって 
    今聴いても心地よく 新鮮です。

    日々うだるような暑さが続いていますが
    このアルバムを聞くと少し涼しさも感じます。
    この季節に聴くのに ぴったり、という感じです。

    この頃は 私も仕事と現実的な恋愛に忙しく
    このアルバムは買っていませんでした。
    仕事も 日々 自分の能力を超えた
    ハードルの高いレベルのことをこなしており
    闘いの日々でした。
    あの 身も縮むような 一秒を争う
    時間との闘いの厳しい仕事を振り返ると
    ほんとうに何だってできる、って思います。
    よくがんばっていたと思います。
    そんなこんなで 五郎さんのことが
    頭から離れがちでした。

    この頃の五郎さんのお顔を見ると
    育ちの良いお坊ちゃん風、というのでしょうか
    若い頃より お顔が幼く見えたことを思い出します。

    こうして アルバムを購入して聴いてみますと
    あぁ とてもすてきなアルバムだと感じました。
    80年代に入ると音楽も全般に おしゃれな感じになり
    きらきらとしたアレンジが好まれるようになった感じがします。

    五郎さんは 歌声を前面に押し出されず
    音楽と調和させて届けることをされたんだな、と思います。
    ですので とてもソフトタッチで優しくこの耳に入ってくるのです。

    この「言い訳もしたくない季節」は
    秋元康さんの作品。
    まだ出て来られたばかりの頃ですが
    五感で感じる詩の世界を展開され、さすがです。

    京平先生のメロディは
    五郎さんの歌声が生かされています。
    あのサビのところなど
    五郎さんじゃなくては歌えないよね~、って思うような素晴らしさ。
    五郎さんの持ち味が十分生かされてます。
    まさかここ フェイクじゃないですよね(笑)

    そして詩がね
    ピタリとハマっている。
    さすが秋元さんです。

    君を愛していた
    嘘じゃないさ  1時間前まで

    たった一時間でも
    過去形にして語るところなどニクイではないですか。
    今も愛してるなんて言わない。
    ふふっ。こんなところが秋元さんなのね。
    男のプライドというものでしょうか。
    さすがだわ。

    8月は言い訳もしたくない季節
    この 言い訳もしたくない季節、 という言葉
    この一言だけでも イメージが広がっていくから
    すごいなぁ、って思います。

    この作品も アルバムの中に閉じ込めておくのは
    とてももったいない感じがします。

    この作品が入った復刻アルバム
    『過ぎ去れば夢は優しい』 絶賛発売中!

    多分すぐに 販売終了になると思いますから
    早いうちに 購入された方がいいのでは?と思います。
    http://tower.jp/item/4534158/%E9%81%8E%E3%81%8E%E5%8E%BB%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%A4%A2%E3%81%AF%E5%84%AA%E3%81%97%E3%81%84%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E

    01. フライトボード ( 作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    02. 19:00の街 ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    03. 言い訳もしたくない季節 ( 作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    04. 再びの夢 ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    05. 過ぎ去れば夢は優しい ( アルバム・ヴァージョン )( 作詞 : 売野雅勇 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    06. シルエット ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 野口五郎 編曲 : 川村栄二 )
    07. 砂時計 ( 作詞・作曲 : 高森悦郎 編曲 : 山中涼平 )
    08. それも My Way ( 作詞 : 伊藤アキラ 作曲・編曲 : 山中涼平 )
    09. ただのひとりごと ( 作詞・作曲 : 高森悦郎 編曲 : 山中涼平 )
    10. 君に届かない歌 (Everybody Loves Me) ( 訳詞 : 山上路夫 作詞・作曲 : Kenny Hirsch, Doc Pomus 編曲 : 山中涼平 )
    <ボーナス・トラック>
    11. 誰かが私を愛してる ( 作詞: 市川森一 作曲:筒美京平 編曲:川村栄二 ) ( 1983 POLYDOR_7DX-1205 )
    12. 過ぎ去れば夢は優しい (シングル・ヴァージョン) (作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:川村栄二 )(1983 POLYDOR 7DX1235 )
    13. 愛を全てに変えて ( 作詞: 伊藤 薫 作曲:野口五郎 編曲:山中涼平 ) (1983 POLYDOR 7DX-1235 )


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