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    2019
    04.13

    「鼓動」  野口五郎  

    Category: シングルB面
    「鼓動」   野口五郎             
    作詞・松本隆 作曲・筒美京平 編曲・筒美京平   
    1977年4月25発売 シングルB面

    当時の五郎さんは
    シングルは筒美京平先生、
    ステージは東海林修先生という
    二大巨匠の後ろ盾の元、
    音楽道を邁進されていました。

    この春には 初の日生劇場でのリサイタル。
    上月晃さんや菅原洋一さんなど
    何度もこの日生劇場の舞台を踏まれていた
    東海林先生の心強い力添えのもと
    初の日生劇場は 大成功を収められました。

    そしてこの舞台で披露された新曲が「沈黙」。
    B面の作品が この「鼓動」です。
    このシングルは 筒美京平先生が
    作・編曲をされただけではなく
    プロデュースも手掛けられました。

    常々言いますが
    野口五郎さんほど 幸せな歌手はいません。
    たくさんの作家から 愛され
    希望を託された歌手です。

    作家にとって 作品は
    いずれ自分より離れていくもの、と 
    納得されて作られているもの と伺ったことがありますが
    そうとはいえ 作家にとって作品は
    魂であり メッセージであり 分身です。
    そしてそれは 人の夢や希望になりえるかもしれない、という
    作家の祈りでもあります。

    引退される歌手もたくさんいらっしゃいます。
    それぞれに事情があり 仕方のないことかもしれません。

    だからこそ 歌い続けていらっしゃる歌手のすごさを思います。

    これほどまでに たくさんの作家より
    渾身の力を持って作られた名曲を受けられた五郎さんが
    歌い続けられているというのには
    大きな意味があると思います。

    すべての力が
    歌い続けていくために注がれている、としか思えません。
    そのことを 今一度 語っておきたいと思います。

    「鼓動」は リフレインするフレーズが心地よくクセになる作品です。
    鼻歌で ついふんふんと歌ってしまいそうです。
    どちらかというと インストゥルメンタルで楽しむような音楽です。
    五郎さんとしては やりたい音楽が出来て嬉しかったのではないでしょうか。

    「あなたに雨が似合うのは
    頬に涙がつたうから
    ただそれだけ」

    こういう音楽に 詞をつけられた松本隆さんもさすがです。
    ただそれだけ、っていうのが ニクイんです。
    心を掴まれます。

    当時この作品を聴いた私は
    音楽的にとても未熟でしたので
    とても難しく感じてしまいました。
    なんか とにかく変わった音楽に聞こえたのです。
    そのことは 五郎さんにも申し訳ない気持ちです。
    今聴くと とても楽しめます。

    こんなに時間がかかってわかったのでは遅いのですが
    それも五郎さんが ずっと歌い続けてくださったおかげで
    楽しむことができます。

    おかげで 私たちのオタク的人生は
    いつまでも楽しく 深いものとなりました。

    過去も未来も楽しさいっぱいです。
    本当に感謝です。
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