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    2011
    06.29

    「試写会」野口五郎

    「試写会」野口五郎
    作詞・藤公之介 作曲・東海林修 編曲・東海林修

    1977年10月7日~11月19日  秋の六都市コンサート

    「試写会」は '77秋の六大都市コンサートで歌われた作品です。
    この歌を聴くとき 私は暗い映画館に独り座り 
    「試写会」という映画を見ているような気持ちになります。
    始まりも終わりも暗い映画館の中・・・
    出逢いの時の 映画を見て涙を流す すてきな「君」。
    そして ラストシーンは 「君」のいない空っぽの席が・・・
    どちらもそこにだけ ひとすじの光を感じ 切なさで胸が熱くなります。

    誰もみな 愛も夢も どちらもほしくてたまりません。
    何もかも掴めると信じたい。
    けれど人は 何かを犠牲にして夢へと向うものなのですね。
    そして夢中で走っているときは 何も見えなくなってしまうものですね。

    私は女だから この歌の女性の気持ちもとても分かるような気がします。
    自分が必要と思えなくなったとき 静かに去っていくのでしょう。
    まだ幼かった私ですが 大人の愛の世界も
    なんだか少し理解できた気持ちになれました。
    愛し合っていても こんな別れもあると知りました。

    秋になると とてもとても聴きたくなります
    特に好きなところは
    「スクリーンの光と影が心を揺らす
     春が輝いて人生がゆらめいて 座席のきしむ音がする・・・」

    人は誰も スクリーンの光と影の中に生きていて
    そしていつも主役を演じているのですね。

    藤公之介さんの素敵な詩の世界と 
    心に深く届く 東海林修先生の素晴らしい音楽
    そして五郎さんの甘く切なく 胸に沁みる歌声

    セピア色に染まる秋に しみじみと聴いて浸りたい一曲です。
                                (05.11.04)
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