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    2011
    07.28

    「ぬれた瞳」野口五郎

    Category: シングルB面
    ぬれた瞳」野口五郎
    作詞・千家和也 作曲・馬飼野俊一 編曲・馬飼野俊一
    1973年7月1日発売B面

    「君が美しすぎて」B面。
    1973年5月10日 ロンドン・アイランド・スタジオにて
    録音されたものです。
    ジャケットの裏側には 録音時の写真がありますが
    五郎さんの美少年ぶりに思わず「うふっ」なのですが
    馬飼野俊一先生のカメラ目線でのポーズに「おぉ!」
    なかなかお洒落でありますっ。

    夏に聴きたくなる「ぬれた瞳」

    ブラスアレンジもパワフルで
    若さが眩しい感じがします。
    声もロンドンでありながら
    "乾いた感じ"に仕上げてあり

    あぁ なんていうかこのロックは
    喉が渇くあの青春の罪な感じを(どんな感じだ〜)
    表現されたかったのだなーーっ、って
    今聴いて思いました。

    千家和也さんの詩も
    やはり初期の五郎さんにはとても必要なものでした。
    最近つくづく思ったのですが
    千家さんという作家さんは
    その時代でないと歌えないような
    その若く瑞々しい一瞬を詩の世界に閉じ込めることが
    できる作家さんなんだなぁ・・・って思います。

    特にグングン伸びる青い芽の勢い
    その勢いに加速をつける
    ひみつの薬をふりまいてくださるような作家さんなんだなぁ〜。
    まっすぐで情熱的で刺激的ではあるけれど
    「清らかである」
    「ひたむきさと若さと青さ」、を感じさせてくれることが
    すごいなぁと思うのです。
    だからもう なんだかたまらなくめまいするような・・・

    「離さない 君を二度と
    燃えつきる真っ赤な太陽に
    愛の心を誓う
    あふれる泪をつないでこさえた真珠
    君の胸に飾ろう」


    こんなこと
    今の若い男の子が
    好きな女性にささやくだろうか?

    今は面白いことが一番、って言われるけれど
    私たちの時代はそうじゃなかった。

    こんな言葉が似合う男性が
    いなくなってしまったのではないか・・・・。

    キザな言葉でも
    超かっこいい五郎さんには
    自然でしたし
    似合っていらっしゃいました!!
    これってすごいことだと思うな〜〜っ。

    もしかしたら
    私たちが一番
    ロマンチックで
    情熱的で
    夢をいっぱい見れた
    おとぎ話のヒロインのような
    乙女の時代を生きれたのかもしれない、と
    思うのです。
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    コメント
    こんにちは。また出てきました すみません。馬飼野さんのカメラ目線、そんなのだったかしらと先日ゲットしたジャケットを再び見ました。細い、ロングヘアーだし・・・。確かに なかなか怪しげながらもイケメン。^^; 

    私は初期のころの馬飼野さんの曲が好きでituneのプレイリストには「馬飼野編」「筒美編」「佐藤寛編」などなど その日の気分で選んで聴いて楽しんでます。筒美さんはバターとかオリーブオイルとか入ってるときがるような、馬飼野さんのは 醤油味がきいてるような 佐藤さんのは味噌かな・・・などと思ったりしてます。 
    のんこdot 2011.07.28 12:59 | 編集
    のんこさん ありがとう!

    写真 貴重ですよね。
    音楽家の先生方は とってもおしゃれな方が多いですね。
    音楽がお洒落な先生って
    たぶん自分についてもおしゃれにされるのでしょうね。

    作家別に聴くのもいいですよね。
    そういう聴き方 私も好きです。
    何を五郎さんに託したかったのか
    すごく良く見えてきますものね。

    音楽って楽しいですね。
    色んな聴き方をして
    心の中にいろんなイメージを広げて・・・。
    CD化されると たくさんの人が聴いてくださるのになぁ、って
    思いますね。

    色々と編集して聞くだけでも
    自分の「心」や「気持ち」が良く見えて
    おもしろいですよね。

    のんこさんありがとう。
    のりえdot 2011.07.29 01:07 | 編集
    どちらかと言うと濡れた感じだったのでB面のこの曲もきっと悲しいバラードだろなぁと思ってましたが、想像とは裏腹にとても渇いたロック調だったのでいい意味で裏切られた記憶があります。裏ジャケットの五郎さんと先生、スマートな音楽家2人って感じでカッコイイですよね。この頃文句なしにかっこよかった五郎さん、写真集とかもっと出せばよかったのにって思います。千家和也先生の歌詞は子供心には何だかエッチなイメージでした。今でも、君が美しすぎての「背中を向けて何をするの」や「裸足になってどこへ行くの」なんて何かエッチだなぁって思います(笑)でもそんな大人っぽくて少し幻想的な歌詞がこの頃の五郎さんにピッタリだったし必要だったのでしょうね。
    季節風dot 2011.07.29 07:40 | 編集
    季節風さんありがとう~。
    ロンドンなのに えらく乾いた感じだなぁ、って思ったりもしたけれど
    こういう乾きも このときの五郎さんには新しい試みだったと思うし
    若さがまぶしいですね。

    千家和也先生の詩は なんか いけないことを
    想像してしまいたくなるのだけれど
    当時は みんなお子様だったから
    想像さえも難しかったかな(笑)

    でもそれって 幼さの裏返しで
    青く清らかだったからこそ
    五郎さんが歌って素敵だったし
    ドキドキしたのだなぁ、って思います。
    百恵ちゃんの初期の作品も千家先生だったけれど
    あれは 百恵ちゃんが歌えばこそ
    みんなが共感できて受け入れられたのだと思う。
    千家先生の詩で より若く清らかで美しい、という感じが
    強調された、ということなのではないかなっ。
    うーーん ニクイですよね~っ!
    のりえdot 2011.07.30 00:54 | 編集
    後に出たアルバム『雨のガラス窓』なんて雨のロンドン…って感じですもんね。同じロンドンとは思えない乾いた音です。ジュリーも同時期にロンドン録音のアルバム出しててこちらも素敵ですよ。
    季節風dot 2011.07.31 23:03 | 編集
    季節風さん ありがとう!

    ロンドンでは 何度もレコーディングされてましたよね。
    「雨のガラス窓」は 五郎さんは入院されていて
    京平先生がロンドンで録音して来てくださった作品ですよね。
    この作品はひとつの物語のようになっていましたね。

    おぉ ジュリーも同じレコード会社でしたし
    ロンドンでの録音盤 たくさんありますね。
    '71年のJULIEⅡは大好きです。
    こちらはすべて東海林先生の編曲によるものでした。
    '73年はJULIEVIはレコードもっていないのですが「ある青春」本当に素敵な作品ですね。
     同年のサンプラザでのリサイタルの音源では
    東海林先生の編曲の「ある青春」聴けますが
    沢田さん泣きながらの熱唱でした。
    ものすごく感動します。

    それにしても季節風さんは 色々と聴いてらっしゃってすごいな~。
    音楽って 聴けば聴くほど楽しいですよね。

    五郎さんもグングン伸びて行かれて
    すばらしい成長ぶりでしたよね。
    のりえdot 2011.07.31 23:44 | 編集
    僕も大好きなんですよ、このアルバムと『ジュリーⅣ』。どちらもオシャレな真っ白なジャケット。LP持ってますが白いのでカビとか汚れが目立ちますが…。港で知り合った年上の女性と出逢って別れるまで…『雨のガラス窓』のようにアルバム全体がひとつのストーリーになってて情景が目に浮かびます。派手派手なジュリーもいいけど、こんな風にしっとりと聴かせるジュリーもまた素敵です。ジュリーも五郎さんと同じく甘い歌声ですしね。同じレコード会社と言う事で2人のジョイントコンサートも昔あったみたいですね。なんて豪華な組み合わせ!行けた方はラッキーだ(^O^)
    季節風dot 2011.08.01 08:02 | 編集
    季節風さんありがとう。

    そうなんですね~っ。
    やっぱり聴いてらっしゃったんだー。
    ストーリー性のあるものっていいですよね。
    ジュリーⅡ すばらしいアルバムですよね。
    景色や情景が浮かぶし
    なんか 美しくて すごく泣けちゃいますね。
    初期は特に好きですね。
    東海林作品が多かったということもありますけれど。

    五郎さんとジュリーのジョイント・・・だなんて・・・・そんな夢のようなこと・・・
    あったのですか?
    まったく知らないですっ
    すごいなーーーっ あったらすごいっ!!

    考えただけでうるうるするくらい夢のような企画です。
    王子さま二人・・あぁ
    私の頭の中は 勝手なイメージでいっぱいです。

    教えてくださってありがとう!!
    のりえdot 2011.08.01 18:04 | 編集
    手元に「明星」か何かの切り抜きがあるのですが、改めて見てみたらジョイントコンサートではなく「ポリドール歌謡大行進」と言うイベントの目玉で二人が競演したみたいです。『「ホワッドアイセイ」を熱唱する二人。五郎の頭にふりかけた金粉が光り、ジュリーの頬に汗が光った』←何となく逆みたい?でも五郎さんも昔はラメとかスパンコール?とか付けてましたよね。
    季節風dot 2011.08.01 22:15 | 編集
    いいなぁ 明星の切り抜き!!
    私もいっぱい集めて 袋にまとめていたのですが
    屋根裏まで捜したのだけれど
    どこかに消えちゃいました(涙)
    すっごいお宝だと思います!!

    >五郎の頭にふりかけた金粉が光り、ジュリーの頬に汗が光った

    うぉーーーっ かっこいいけどなんか笑う~っ!!
    前にも 季節風さんに教えていただいたけれど
    昔の雑誌のコメントって なんかおかしい~っ

    そうそう 金粉です金粉!!
    あれがとってもかっこよかったのですよねっ。
    でも 周りの歌手のみなさんにとっては
    とっても不評だった、って。(笑)

    私はジュリーも好き!!
    本当に・・・お二人とも美しすぎました。
    男性でこんなに美しいなんて・・・
    歌の世界も あまりにも切なくてロマンチックで・・・
    あぁ めまいが~

    美男子の王道を行かれるお二人でした。
    そのカッコよさはこの世のものとは思えませんでしたっ!!
    マイクを持って叫びたいっ(何を叫ぶのか)(壊)
    のりえdot 2011.08.02 17:02 | 編集
    まさにその通りだと思います。キレイ、美しい、甘いマスク でも筋は通ってる!みたいな。今人気のアイドル達は全員五郎さんやジュリーさんの出来損ないに見えたりします(言い過ぎか) ジュリーにしても五郎さんにしても「近寄り難さ」がよりスター性を高めていたように思います。ひろみや秀樹は話しかけたらすぐにニコニコ返事してくれそうだけど五郎さんはチョット気難しそう?ジュリーはチョット怖い?個人的にそんなイメージです(笑)
    季節風dot 2011.08.03 22:08 | 編集
    季節風さん ありがとう。
    美しいと 近寄り難く感じるものですね。
    本当に美しいと そう感じるものですよね。

    今の時代
    もっと正統派がそそり立っていいのにな、って
    想います。

    「本物」がきちんと認められて 尊敬されるべきだと
    少し最近感じますね。
    けむたくて 近寄れないくらいで丁度いい。
    私は最近 そんな風に想うようになりました。

    ずっと雲の上の人でいいから
    すてきなすてきな五郎さんでいていただきたいです。
    のりえdot 2011.08.05 13:14 | 編集
    中1の夏休み、母親と富山の方へ旅行に行った時、駅前で写真を撮ると言うので「チョット待って」とこの曲(君が美しすぎて)のジャケット写真をマネたくて、わざわざ噴水みたいなチョット高い所に立ってポーズをとった事を覚えています。背筋をピーンと伸ばし、腕を組んだポーズで(笑)残念ながらシャツの色は黄色ではなく、紺色でしたけどね(^_^) 卒業文集の一言には「明日に向かって打て!」 読書感想文にはカフカの「異邦人」 初めて買った洋楽レコードが「ラリーカールトン」…僕の青春はいつも何かしら五郎さんが関係してました♪
    季節風dot 2011.08.08 00:50 | 編集
    季節風さん ありがとう。
    すてきな思い出のエピソードをありがとう。

    本当に・・・・
    日常の中に 五郎さんのことを関連付けて
    物事を考えたり動いたりすることが楽しかったことといったら!!

    だからこそ 一曲一曲が 人生のアルバムのように感じられるのだなぁ。
    あぁ この歌のときは こんなことがあった
    こんなお天気の下レコードを聴いていた。
    こんな風に想ってた。
    うれしかった、さみしかった、
    こんな景色を見てた
    こんな匂いがした・・・・・・・

    ずっとファンを続けてこられて
    本当によかったね。
    五郎さんは 今も青春とおっしゃる。
    そんな五郎のファンでいられるということは
    私たちも今が青春なんだもの。

    思い出だけでない
    現在進行形で 人生を楽しんでいかなくちゃね。
    のりえdot 2011.08.08 11:47 | 編集
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