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    2021
    07.28

    「甘い生活」野口五郎 (2)

    Category: シングルA面
    「甘い生活」野口五郎
    作詞・山上路夫 作曲・筒美京平 編曲・筒美京平

    1974年10月20日発売A

    毎日暑い日が続いています。
    コロナで夢も希望もないような日々でしたが
    うれしいコンサート開催のニュースも入ってきて
    少し希望が湧いてきました。

    このコロナ禍では
    県外に出ていくことも難しく
    周りの非難の声に耐えられなくて
    6月の福岡のコンサートは諦めました。

    音楽を聴かなかったわけではないです。
    ただ マイナスの言葉を書き綴ってしまいそうで
    自粛していました。

    最近は私は 自分の人生の振り返りをしています。
    残念ながら ご褒美でいただけた人生とは思えません。
    厳しい修行のために 生まれてきたのだと思っています。

    今思うと いつも一人で過ごしていたように思います。
    母はずっと働いていて いつも母を待つ日々でした。
    父は厳しくて怖くて 私はわがままを言った記憶もありません。
    車に乗れば すぐに吐いてしまうので 何処にも行けませんでしたし
    夢を持つことも難しい子供時代でした。

    そんな中で 私は 野口五郎という歌手を見つけました。
    それは 本当に
    本当に 当時の私にとっては たったひとつの 人生を照らす光でした。

    この「甘い生活」が始まりだったと思います。

    それまでの五郎さんは まったく知りませんでした。
    テレビもあまり見ることができませんでしたし
    たぶん これが 稲妻に打たれる、という表現に当てはまると思うのですが
    歌声の温かさ ムードの良さ そして五郎さんの美しさに
    衝撃を受けたのだと思います。

    これは自分が見つけた 大切なものでした。
    孤独な人生でも 五郎さんの歌があれば
    とても夢を持てました。

    主人が 「自分というものがいながら・・・」と
    いつも言うのですが
    それとこれとは違います。

    私が 自分で やっと見つけた希望なのです。
    もう小学生の時ですから
    申し訳ないけれど歴史が違います。
    それを理解してもらえないのは
    本当に悲しいことです。

    正直 私は 恋がしたいわけではなかったのだと思います。
    生きる希望がほしかったのです。
    五郎さんは まぎれもなく私の 生きる希望でした。

    初心に戻って
    この「甘い生活」を聴いてみたいと思いました。
    何度も何度も繰り返し聞きました。

    なんて優しくて
    なんて温かくて
    なんて品の良い声なのでしょう。

    五郎さんは それまでは熱唱型が多かったようですが
    私はそれさえも知りませんでした。
    五郎さんの歌は聞いたことがなくて
    百恵ちゃんとか淳子ちゃんとかの歌しか知りませんでした。

    しかし ある時 ふとした時に聴いた瞬間
    子供心に 釘付けになったのだと思います。

    この作品は できるだけ淡々と
    感情を入れ過ぎずに
    語るように歌われたのでしょう。
    それがもう とても良かったのです。

    言葉が美しく とても品が良いのです。
    そして 温かくソフトに 胸に染みます。

    五郎さんの良さは 繊細さと言われますが
    これは 人としての品の良さから来るものだと思います。

    低い声から高い声まで
    よくこんな 良いお声が出るなと
    今聞いても感動します。
    ぜひ みなさまも 今一度 出して聴いてみてください。

    どこを探したって これほどまでに美しく
    優しく甘く繊細な歌声の少年はいないでしょう。

    オリコン第一位は 必然です。

    哀しい歌なのですが
    今も この歌を聴くと希望を感じる私です。

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