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    2018
    11.28

    「結局」 野口五郎 

    「結局」 野口五郎 
    作詞・小椋桂 作曲・野口五郎 編曲・佐藤寛
    1984年7月10日発売 アルバム「琥珀」

    このアルバムの世界は しっとりとして
    艶やかでもあり
    五郎さんにとても合っていると思います。

    大人の世界でもあり
    人生経験を積んでわかる世界なので
    乙女たちには重かった・・・という面もあるでしょう。

    小椋佳さんの詩は
    決してストレートではない。
    推し量れば量るほど ズシーンとくる。

    そして生きて愛する儚さや哀しさ
    この胸に沁みてくる。

    この作品は 五郎さん作曲の作品。

    サビのメロディなど とても素晴らしく
    さすが五郎さんだと思う。

    そしてこれは 五郎さんだから歌える歌なんだぁ~と思う。
    しびれるほどいい。

    「永遠の愛を誓うほど 嘘つきには なれないし
    せめて祈ろう 他愛ない 誤ちを くり返すこと 君だけと」


    永遠なんてありはしない。
    どうせこの世は無常であって
    すべては変わっていき
    人も移り気なんだ。

    だから自分も きっと飽きっぽくて
    移り気で
    そのうち気持ちが変わってしまうに違いない・・・と。


    だけど ほんとうは 知っている。
    気持ちなんて そんなに変われるものじゃない。

    言い訳をするために
    諦めるために
    傷つかないために
    自分に言い聞かせてる。
    永遠を求めてはいけないと
    ブレーキをかけている。

    だからこそ こう歌うんです。

    「永遠の愛を誓うほど 嘘つきには なれないし」と。

    誓わなくったって
    ずっと気持ちは変わらない。

    きっとずっと愛している。

    ほんとうは そんな自分を 知っている。


    この年まで生きてみると
    二つに分かれると思います。

    永遠の愛があるか、ないか。
    人によって 答えは真っ二つに分かれるでしょう。

    私は 思っています。
    永遠の愛はある、と。

    だから この歌は
    冷めた人が歌っている刹那的な歌なんだな、って
    想いながら聞かないでほしいのです。

    深いのです。
    ほんとうに。

    01. ワンサイドゲーム (作詞・作曲:小椋佳 編曲:川村栄二)
    02. 琥珀色の日々  (作詞:小椋佳 作曲:野口五郎 編曲:川村栄二)
    03. Whisper (作詞:小椋佳 作曲:小椋佳、星勝 編曲:佐藤寛)
    04. 恋の薫(くゆ)り時  (作詞:小椋佳 作曲:筒美京平 編曲:佐藤寛)
    05. 一人が好きですか (作詞:小椋佳 作曲:筒美京平 編曲:若草恵)
    06. 夜の羽音 (作詞:茅野 遊 作曲:小椋佳 編曲:川村栄二)
    07. 花遊戯(はなあそび) (作詞・作曲:小椋佳 編曲:川村栄二)
    08. 冬木立 (作詞・作曲:小椋佳 編曲:佐藤寛)
    09. 一枚の写真 (作詞・作曲:小椋佳 編曲:佐藤寛)
    10. 結局 (作詞:小椋佳 作曲:野口五郎 編曲:佐藤寛)
    <ボーナス・トラック>
    11. 恋の薫(くゆ)り時(single version)  (作詞:小椋佳 作曲:筒美京平 編曲:若草恵)
    12. 花遊戯(はなあそび)(single version) (作詞・作曲:小椋佳 編曲:松井忠重)
    13. ジャズ  (作詞:ちあき哲也 作曲:山中涼平 編曲:松井忠重)

    タワーレコード「琥珀」
    http://tower.jp/item/3776306/%E7%90%A5%E7%8F%80-%EF%BC%8B3%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
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    2018
    11.28

    「沈黙」 野口五郎 

    Category: シングルA面
    「沈黙」 野口五郎              
    作詞・松本隆 作曲・筒美京平 編曲・筒美京平
    1977年4月25発売A

    今だから 話しますけれど
    1977年のこの時に
    どうしてこの曲だったんだろう、と
    ずっと思っていました。

    確かに キレもよく すっきりとして
    かっこいい曲です。
    クールで男らしい感じです。

    1977年は1月からずっと
    明治チョコレートのコンサートで
    五郎さんのステージに東海林先生も立たれていました。
    全国をいっしょにまわっていらっしゃいました。

    そして4月には 五郎さんにとっては初めての日生劇場リサイタルで
    音楽監督、編曲、指揮、を東海林修先生が担当され
    10曲もの新曲を披露され 成功を収められました。

    そういう時期だったので
    '76~'77年というのは 五郎さんの歌のイメージは
    筒美先生より東海林先生のイメージの方が強くありました。

    けれど東海林先生の作品は
    まったくシングル作品になることはありませんでした。
    のちに「コーラス・ライン」がシングルになりましたけれど
    東海林先生の作品のシングル曲は
    この一曲となっております。

    東海林先生が亡くなられて
    しみじみ思うのですけれど
    '76~'77のこの時期に 一曲でも
    先生の作品が シングルになっていれば・・・・と
    残念でなりません。

    これは 私が東海林先生と交流があったために
    どうしても思ってしまうことでありますから
    こうして 申し上げてしまうことは
    どうか寛大に読み流していただきたいと思います。

    「はじめからあなたは愛を
    たわむれとわりきっていた」

    当時の私には
    この詩の内容も音楽も
    とても難しかったように思います。

    なにしろ幼かったですし
    恋愛についても こういう大人の内容は
    まったくわからなくて
    想像することすら難しかったです。

    松本隆さんも これまでの五郎さんのイメージを変えていくために
    ぐっと大人のクールな世界を描かれたのだと思います。

    テレビで見ていても 五郎さんは嬉しそうでした。

    私も 今ならこの歌詞の世界もわかるのですが
    当時のファンはあまりにも幼くて
    純粋でまっすぐでした。

    かえって今 歌われた方が似合うのではないでしょうか。

    五郎さんの歌とともに
    私たちも成長してきたように思います。

    けっこう必死だったような気もします。

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