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    2018
    04.28

    「カルメン警部とペッパーレディー」野口五郎

    「カルメン警部とペッパーレディー」野口五郎

    作詞・麻生香太郎 作曲・東海林修 編曲・東海林修
    1977年4月13日~4月28日  日生劇場特別リサイタル

    歌には 時代を映す写真のような役割を負ったものもあります。
    時が過ぎて聞くと よくわからないけれど
    その時代には ものすごくわかって すごく楽しめるという歌です。

    この歌がそれです。

    日生劇場初舞台という 緊張の大舞台に
    少し肩の力を抜いて みんながふふっと笑えるような
    楽しさとユーモアのある歌が用意されました。
    それがこの作品です。

    しかし その後、みんな思ったんです。
    なんでこんな歌詞の歌を歌ってしまったのだろう。
    こんな歌詞、もう二度と歌えないじゃないか。
    違う歌詞にすればよかったのに・・・と。

    そういう思いになってしまったのは理由があります。
    過去の自己の恋愛を 
    相手の方がわざわざ世の人に暴露してしまったからです。
    もちろんそのような書物を読みたいとは思いません。
    しかし目は塞いでも 耳に入ってきてしまいます。
    これには大変失望しました。
    言わなければ美しい思い出になっていたはずでした。
    私ならば 絶対語りません。
    気持ちは・・わからないわけではありません。
    けれど とても残念に思いました。
    人生においての宝物をわざわざ 自分の手で壊すなんて
    ナンセンスだと思うからです。
    砕かれた宝石は もう元の形の宝石には戻りません。
    記憶とは そういうものだと思います。


    今は世が違いますが
    当時のアイドルには 恋愛は御法度でした。
    それほどにファンは熱烈であり盲目的であり
    イメージを大切にしていました。

    大変な時代だったなぁと しみじみと思います。
    そう思うと 当時のアイドルは 
    想像以上に過酷な青春をお過ごしだったのだと思います。

    さて前置きが長くなりましたが
    この作品は ただの楽しい作品だと思って
    ファンの方は聴いてしまったと思いますが

    最初のところなどは とても美しいワルツとなっており
    弦楽の調べも美しい格調高い音楽となっています。

    「ちいさな都会のかたすみで
    咲いた恋のものがたり
    カルメン警部とペッパーレディ
    ラィラライ ラィラライ ララララ」

    私は この部分だけを切り取って
    この三拍子のまま 格調高い音楽の世界を広げていただきたかったなぁ・・
    と 今も思っています。

    ファンは 深く考えたこともなく
    当たり前のように聴いていましたが
    東海林修先生の音楽はとても格調高く
    美しい音楽です。

    特に弦楽など 当時、これほどまでに素晴らしいアレンジを
    聞かせてくださる作家はいらっしゃいませんでした。
    ほんとうに・・・無意識に贅沢に慣れた私たちの耳は
    今も贅沢仕様になったままですが
    あまりにも恵まれて幸せなことでした。

    この作品には 当時の20才の献血のメロディが挿入されていたり
    むさしの詩人のフレーズが挿入されていたり
    20才の五郎さんらしい
    当時の時代を映す作品となっています。

    20才の五郎さんによる
    初日生劇場の
    この舞台だけでしか聴けない
    貴重な作品となっております。

    収録作品
    (1)
    1.HEY MIXER
    2.流氷
    3.ロックンロールかぐや姫
    4.カルメン警部とペッパーレディー
    5.42.195km
    6.拝啓ジョディ・フォスター様
    7.少女よ
    8.水平線へ
    9.甘い生活
    10.私鉄沿線
    11.むさし野詩人 (ボーナストラック)
    12.博多みれん (ボーナストラック)
    13.沈黙
    (2)
    1.バンド紹介 (ボーナストラック)
    2.春らんまん
    3.白い切符 (ボーナストラック)
    4.愛の嘆き
    5.アドロ
    6.されど青春
    7.愛のラルゴ (アンコール)
    8.マイ・ウェイ (アンコール)
    9.歌がある限り (アンコール) (ボーナストラック)
    10.See You Again (アンコール)

    <音楽監督・指揮> 
    東海林修

    <参加ミュージシャン>
    野口五郎(vo,g)
    <GOROスペシャル・バンド>
    東海林修(p)
    矢島賢(g)
    岡沢章(b)
    田中清司(ds)
    栗林稔(key)
    ラリー寿永(perc)
    羽鳥幸次(tp)
    数原晋(tp)
    新井英治(tb)
    佐藤野百合(violin)
    藤巻重雄(violin)
    遠山克彦(viola)
    前田昌利(violoncello)
    コーラス・チャープス
    Produced by 中村準良

    GORO IN NISSEI THEATRE -野口五郎 日生劇場特別リサイタル- +5<タワーレコード限定>
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