「雨のガラス窓」野口五郎

    「雨のガラス窓」野口五郎
    作詞・山上路夫 作曲・筒美京平 編曲・筒美京平
    1975年08月01日 GORO! LOVE STREET IN LONDON 「雨のガラス窓 」

    強い雨が降り続く一日
    ガラス窓越しに 雨を見つめていたら
    あぁ この歌を聴こう、と思いました。

    五郎さんには なぜか雨が似合う。
    「雨に消えた恋」「雨の妖精」「オレンジの雨」「雨の別れ」「雨のガラス窓」・・・

    心に雨粒が落ちて 音を立てるように
    この心に響く。
    ひと粒ひと粒がこだまするように。

    哀愁の感じられる しっとりとした
    まろやかな歌声。
    私はそれがたまらく好きで 
    五郎さんから離れられなくなったように思います。

    なぜにそれを求めたのか・・・・

    それはきっと 
    愛すべき
    青春の翳りがあったような気もします。


    この「雨のガラス窓」というアルバムは
    一枚で一つの物語。

    そしてこの物語は
    別れのシーンから始まる・・・・。

    雨の中をどこへ ひとりゆくのあなた
    僕だけを残して
    雨の中に消える人よ


    ガラス窓ごしに
    去り行く人を見送っている。
    雨の打ちつけるガラス窓、
    わずか一枚の隔たりが
    愛したひとを 遥かに遠ざける。

    雨の中 消えていく後ろ姿・・・

    この悲しみが
    聴いている自分に 静かに沁みてくる。

    人生には 誰しも こんな風に
    静かに受けとめなければならない悲しみがある。

    五郎さんの歌声は この胸の悲しみを受けとめ
    優しく手当してくれるような温かい歌声です。

    今聴いても
    この時代の音楽は本当に良かったなぁ、と思う。
    弦楽の繊細な調べ
    五郎さんの声がとても合っているように思います。

    当時五郎さんは病気で入院され、
    筒美先生がロンドンにレコーディングに行かれたわけですが
    それもまた貴重な出来事だったのではないでしょうか。
    五郎さんとしては とても残念だったことでしょうけれど。

    ロンドンと五郎さんの声の相性は
    とても良いなぁ、と
    当時から思っていました。

    五郎さんの艶やかで
    この胸をうるうるとさせる魅力のある歌声に
    もう 寝ても覚めても夢中になっていた日々を
    懐かしく思い出します。

    1.雨のガラス窓
    2.さびしい瞳
    3.ときめく胸
    4.あなたの子供
    5.ほほぬらす涙
    6.幸せな家族
    7.僕の子守唄
    8.訪問者
    9.愛すれどさびしく
    10.雨あがりの街

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