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    2017
    07.31

    「送春曲」 野口五郎

    Category: シングルA面
    「送春曲」 野口五郎              
    作詞・阿久悠 作曲・筒美京平 編曲・筒美京平
    1979年1月1日発売A

    実は今 TBSの歌番組の阿久悠特集を見ているのです。
    やっぱりすごい作詞家ですね。
    私は阿久先生には 人生を教えていただけた気分です。

    なにしろ 阿久先生の作品で育ってきましたから。
    5枚組の阿久悠作品集「人間万葉歌」も
    私は購入しました。
    名曲ぞろいです。
    でも ヒット曲が多すぎて
    私が聴いて育ったヒット曲がすべて入っているのではなく
    ごく一部です。

    そしてこの作品集には 野口五郎さんの作品も入っています。
    それがこの「送春曲」です。

    「愛さずにいられない」でもなく
    「心の叫び」でもなく
    「真夏の夜の夢」でもなく
    「女になって出直せよ」でもなく
    この歌なんです。

    普通に考えたら
    「愛さずにいられない」かな、
    「真夏の夜の夢」かな?って思うじゃないですか。
    だけど違うんですよ
    「送春曲」なんです。

    きっと 深い深いメッセージを込めて書いてくださったと思うんです。
    この曲が発売された時
    ファンクラブの会報に 阿久悠先生の寄稿文が載っていたんです。
    でも 正直 子どもすぎたので 
    抽象的すぎて難しすぎて よくわからなかったんです。(泣)
    本当に もうしわけなかったです。

    そして 思うのですが
    阿久先生は 五郎さんには 
    とても男らしさを要求するような強い世界を書かれてました。
    男とは、女とは・・・ かくあるべき、というような
    どこか 厳しい学校の先生の話しのように
    少しお説教を受けているようにも感じる時期もありました。

    かといって 阿久先生が書かれる作品を見たら
    林檎殺人事件とか夏ざかり ほの字組とかペッパー警部とか
    ざっくばらんに楽しむタイプの世界もいっぱいありますし
    五郎さんが歌われる こんな世界というのも
    それはそれで とても貴重な阿久先生の世界だと思うんです。

    「送春曲」
    正直今も 深すぎてよくわからないんです。
    わかる方がいらっしゃったら教えていただきたいんです。

    それもこれも 季節の出来事
    春に別れる約束だった


    どうして春に別れる約束なんてしていなければならないのでしょうか・・・

    あ・・
    ひょっとして・・・
    いえいえ
    なんだか・・・

    すみませーーん 未だわからないままの人間です~っ

    その真意がわかったら
    もっと深く鑑賞できて沁みると思います。

    テレビを見ていても
    阿久悠特集のテレビの番組で
    五郎さんの歌が出てこない。
    これは とても悲しいです。
    素晴らしい作品はいっぱいあるのに。

    人生の面白さはコラボレーションである。

    と、私は思っているのですが

    私が望むのは
    野口五郎×作家別の作品集が
    (京平先生のは出ていますが)
    あったらいいのになぁ、って
    すごく思います。
    私は 常に そういう聴き方をしています。

    阿久先生の作品集なら
    ほしい人はいっばいいると思います。

    「愛さずにいられない」
    「熱愛」
    「心の叫び」
    「傷だらけの旅立ち」
    「真夏の夜の夢」
    「ローリング・サマー」
    「風と炎と燃える日と」
    「ガラスの船」
    「女になって出直せよ」
    「シスコ・ドリーム」
    「帰らざる時代」
    「避暑地より」
    「時にはエトランゼ」
    「漂いながら揺れながら」
    「ラスト・ジョーク」
    「最後の楽園」
    「君こそわが青春」
    「送春曲」
    「1981年」

    そして 忘れてはいけませんよ。
    「青春きらきら」

    どうだ、参ったか、って感じですっ。

    これから聴いていただければ良いのです。

    全部を入れて丁度いい曲の数。
    阿久悠作品集
    是非 お願いしたいものです。

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    2017
    07.30

    「言い訳もしたくない季節」野口五郎

    「言い訳もしたくない季節」野口五郎
    作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二
    1983年 アルバム「過ぎ去れば夢は優しい」

    アルバム「過ぎ去れば夢は優しい」復刻されました。
    大人のラブソング、
    都会的で おしゃれ感もあって 
    今聴いても心地よく 新鮮です。

    日々うだるような暑さが続いていますが
    このアルバムを聞くと少し涼しさも感じます。
    この季節に聴くのに ぴったり、という感じです。

    この頃は 私も仕事と現実的な恋愛に忙しく
    このアルバムは買っていませんでした。
    仕事も 日々 自分の能力を超えた
    ハードルの高いレベルのことをこなしており
    闘いの日々でした。
    あの 身も縮むような 一秒を争う
    時間との闘いの厳しい仕事を振り返ると
    ほんとうに何だってできる、って思います。
    よくがんばっていたと思います。
    そんなこんなで 五郎さんのことが
    頭から離れがちでした。

    この頃の五郎さんのお顔を見ると
    育ちの良いお坊ちゃん風、というのでしょうか
    若い頃より お顔が幼く見えたことを思い出します。

    こうして アルバムを購入して聴いてみますと
    あぁ とてもすてきなアルバムだと感じました。
    80年代に入ると音楽も全般に おしゃれな感じになり
    きらきらとしたアレンジが好まれるようになった感じがします。

    五郎さんは 歌声を前面に押し出されず
    音楽と調和させて届けることをされたんだな、と思います。
    ですので とてもソフトタッチで優しくこの耳に入ってくるのです。

    この「言い訳もしたくない季節」は
    秋元康さんの作品。
    まだ出て来られたばかりの頃ですが
    五感で感じる詩の世界を展開され、さすがです。

    京平先生のメロディは
    五郎さんの歌声が生かされています。
    あのサビのところなど
    五郎さんじゃなくては歌えないよね~、って思うような素晴らしさ。
    五郎さんの持ち味が十分生かされてます。
    まさかここ フェイクじゃないですよね(笑)

    そして詩がね
    ピタリとハマっている。
    さすが秋元さんです。

    君を愛していた
    嘘じゃないさ  1時間前まで

    たった一時間でも
    過去形にして語るところなどニクイではないですか。
    今も愛してるなんて言わない。
    ふふっ。こんなところが秋元さんなのね。
    男のプライドというものでしょうか。
    さすがだわ。

    8月は言い訳もしたくない季節
    この 言い訳もしたくない季節、 という言葉
    この一言だけでも イメージが広がっていくから
    すごいなぁ、って思います。

    この作品も アルバムの中に閉じ込めておくのは
    とてももったいない感じがします。

    この作品が入った復刻アルバム
    『過ぎ去れば夢は優しい』 絶賛発売中!

    多分すぐに 販売終了になると思いますから
    早いうちに 購入された方がいいのでは?と思います。
    http://tower.jp/item/4534158/%E9%81%8E%E3%81%8E%E5%8E%BB%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%A4%A2%E3%81%AF%E5%84%AA%E3%81%97%E3%81%84%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E

    01. フライトボード ( 作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    02. 19:00の街 ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    03. 言い訳もしたくない季節 ( 作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    04. 再びの夢 ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    05. 過ぎ去れば夢は優しい ( アルバム・ヴァージョン )( 作詞 : 売野雅勇 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    06. シルエット ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 野口五郎 編曲 : 川村栄二 )
    07. 砂時計 ( 作詞・作曲 : 高森悦郎 編曲 : 山中涼平 )
    08. それも My Way ( 作詞 : 伊藤アキラ 作曲・編曲 : 山中涼平 )
    09. ただのひとりごと ( 作詞・作曲 : 高森悦郎 編曲 : 山中涼平 )
    10. 君に届かない歌 (Everybody Loves Me) ( 訳詞 : 山上路夫 作詞・作曲 : Kenny Hirsch, Doc Pomus 編曲 : 山中涼平 )
    <ボーナス・トラック>
    11. 誰かが私を愛してる ( 作詞: 市川森一 作曲:筒美京平 編曲:川村栄二 ) ( 1983 POLYDOR_7DX-1205 )
    12. 過ぎ去れば夢は優しい (シングル・ヴァージョン) (作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:川村栄二 )(1983 POLYDOR 7DX1235 )
    13. 愛を全てに変えて ( 作詞: 伊藤 薫 作曲:野口五郎 編曲:山中涼平 ) (1983 POLYDOR 7DX-1235 )



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    2017
    07.26

    「消えたハリケーン」野口五郎 (2)

    Category: シングルB面
    「消えたハリケーン」野口五郎 (2)
    作詞・山川啓介 作曲・編曲 筒美京平 
    1978年9月1日発売シングルB面

    平尾昌晃さんの訃報に驚いたばかりだったのですが
    またしても悲しいニュースが飛びこんできました。

    作詞家の山川啓介さんが 
    24日午前7時5分、肺がんのため
    長野県佐久市の病院で死去されたというニュースです。
    72才とのこと・・・・
    早すぎますね。

    才能のある方々が亡くなられ、
    本当に残念でなりません。

    山川啓介さんというと
    「時間よ止まれ」「マドンナたちのララバイ」「哀愁のカサブランカ」など
    好きな歌はたくさんあります。
    知らなかったのですが 井出隆夫というお名前が本名で
    「北風小僧の寒太郎」という歌の詩も書かれたのですね。
    よく歌ったなぁ~。

    その山川啓介さんですが
    五郎さんにも もちろん詩を書いてくださっています!

    シングルA面では「グッド・ラック」
    これはほんとうにヒットしまして
    嬉しかったんですよね~。

    これは山川啓介さんの代表作品と 言っていただけますよね!ヽ(^o^)丿

    その他には
    「消えたハリケーン」
    「ラブ・フライト」
    「リフレイン」
    「メッセンジャー」(この作品はつのだひろさんとの共同名義)

    とても男らしくて 
    媚びなくて さらっとしていて
    かっこいいんですよね。 

    今日は 前にも書きましたけれど
    「グッド・ラック」のB面の「消えたハリケーン」をまた書きます。
    前に書いた記事はこちらです。
    しっかりと山川ワールドについて書いてました。
    http://littlegirl5636.blog.fc2.com/blog-entry-269.html

    このゆったりとした世界、
    大人でない自分でも すぐに好きになりました。
    歌で語っていらっしゃるからだと思います。

    あっ こちらは作曲も編曲も京平先生だったのですね。
    とても穏かに沁みる歌ですよね。

    幸せにしろよ 仲良く暮らせよ
    お前に賭けた女(ひと)のためにも


    切ないですね。
    愛したのが友と同じ女性だなんて・・・。

    けれど こんな風に
    友に託し 祝福する。

    深いドラマを感じますし
    胸を打ちます。

    実は2013/12/18に復刻されました
    アルバム「南十字星」のボーナストラックとして入っていました。
    なのでこの一枚で五郎さんの山川啓介さん作品は全部聴けるわけです。
    欲しい方はいっぱいいらっしゃるでしょう。

    しかーーし しかしですよ。
    売り切れて「現在オンラインショップ取扱なし」です、みなさま~~
    タワーレコードの店舗に行けばありますか?
    難しいですよね。

    ということで 復刻アルバムは 欲しい時には売り切れになっていることが多いですっ!
    購入できるものは 迷わず 購入できるときに
    ポチっと 購入ボタンを押されることをおすすめしますっ。

    山川啓介さんの男らしい詩の世界。
    五郎さんを 輝かせてくださいました。

    心よりご冥福をお祈りいたします。

    http://tower.jp/item/3340693/%E5%8D%97%E5%8D%81%E5%AD%97%E6%98%9F-%EF%BC%8B2%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    収録作品
    1.ラブ・フライト
    2. 南十字星
    3.オウガスト・オウガスト
    4.裏切り小僧
    5.風と炎と燃える日と
    6.真夏の夜の夢
    7.ガラスの船
    8.サンデイ・サンライズ
    9.メッセンジャー
    10.リフレイン
    11.最後のカード
    <ボーナストラック>
    12.グッド・ラック
    13.消えたハリケーン

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    2017
    07.24

    「ドラマ」 野口五郎 (2)

    Category: シングルB面
    「ドラマ」 野口五郎 (2)
    作詞・藤 公之介 作曲・平尾昌晃 編曲・船山基紀
    1978年2月21日発売
    「愛よ甦れ」のB面

    悲しいニュースが飛び込んできました。
    作曲家で歌手、平尾昌晃(ひらお・まさあき)さんが肺炎のため、
    21日に死去されたというニュースです。79才だったそうです。

    本当に本当に残念です。
    平尾さんの音楽は私などは物心ついた頃より
    ずっと聴いてきました。
    小柳ルミ子さんや五木ひろしさん、伊東ゆかりさん、
    アグネス・チャンさんなど
    好きな歌はたくさんあります。
    とても暖かいメロディをお持ちでしたし
    艶のある音楽の世界をお持ちでした。

    乙女の時代には「レッツゴーヤング」の司会で
    毎週お目にかかっていました。
    優しそうな先生でしたね。

    その平尾昌晃さんですが
    野口五郎さんにも 飛びきりすてきな作品を作ってくださっています。

    今日は 私が一番 平尾作品の中で
    世の中の人に知っていただきたい作品を書きます。

    B面ではありますが この歌。「ドラマ」
    イントロからドラマチックで情熱的。

    名曲というのは 何回聴いても新鮮でありますし
    そして 心の中でリフレインするものです。

    この歌も そのひとつです。

    五郎さんの 艶やかで情熱的な歌声。
    魅力がいっぱいです。

    あぁ本当に この作品はB面ではもったいなかった。
    これからでも 機会があれば皆さんに聴いていただきたいです。

    平尾昌晃さんの作品では
    A面作品の「愛よ甦れ」
    1974 GORO! LOVE IN LONDONの
    「 結婚申し込み」
    「銀のなみだ」
    「神に聞きたい」
    があります。

    とてもロマンチックで乙女の心は満たされましたし
    うるうるになりました。

    特に「結婚申し込み」は
    十代の五郎さんの作品の中で きらきらと 幸せオーラを放ち
    恋の矢を打ち抜かれた少女たち続出となった
    素晴らしい作品であることを申し添えておきます。

    そして 2017/07/26 復刻される野口五郎さんの「五年の歩み」に
    収録されていることを付け加えておきます。
    もちろん私は予約しています!!

    心ときめく 素晴らしい作品を
    平尾先生 ありがとうございました。

    心よりご冥福をお祈りいたします。

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    2017
    07.21

    「あふれる想い」 野口五郎 

    Category: シングルB面
    「あふれる想い」 野口五郎          
    作詞・高森悦郎 作曲・高森悦郎 編曲・川村栄治
    1984年2月25日発売B 

    ただただ一曲ずつ
    淡々と語って行こう、と
    そう思っているにもかかわらず
    目の前に起こる
    いろんなことに翻弄されて
    すぐにそのことを忘れます。

    いけないいけない・・・。

    さて 今回書く曲は「あふれる想い」
    もう とっくに書いた気分だったんだけど
    変だな・・・・どこにもない。

    私は この歌は好きだなぁ~
    昔から この歌 好きだな、って
    思っていたけれど
    今聴いても・・・・
    やっぱり好きだわ。

    おしゃれな曲だし
    聴いていて心地良いし。

    「停車場」より
    こちらの方をA面にしてほしかったなぁ。

    こちらの方が
    私は 新しい五郎さんを感じられました。

    このメロディの心地良さがとても良いです。
    心の中で何度もリフレインされて
    また聴きたい、って思える。

    そして

    Baby・・・許しておくれ
    すべては僕のせいさ


    人は誰も心の中で
    こんな風につぶやいていることが きっとある。

    だからこの歌を知ってる人は
    無意識に このフレーズを歌っていることが
    きっとあると思う。

    もったいなかったなぁ・・・・と
    正直思います。
    もっとたくさんの人に知っていただきたかったな。

    悲しい思い出もいつか
    穏かな記憶に変えてしまえるって思える、

    「あふれる想い」

    これこそ
    五郎さんならではの作品のような気もします。

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    2017
    07.08

    「過ぎ去れば夢は優しい」 野口五郎

    Category: シングルA面
    「過ぎ去れば夢は優しい」 野口五郎     
    作詞・売野雅勇 作曲・筒美京平 編曲・川村栄治 
    1983年5月25日発売A 

    穏かで 優しい気持ちにさせてくれる
    「過ぎ去れば夢は優しい」。
    とてもいい歌です。

    当時、「19:00の街」のがヒットして
    ファンとしては うれしくてたまらなかったそのあとの一曲。

    いったい どんな曲がくるのだろう、と
    ものすごく期待をして待ったような気がします。

    勢いづいてきたと感じていたので
    世の中の人は グイグイと迫る力強い世界や
    まだ見たことのない五郎さんの世界が見れるのでは、と
    期待したように思うのですが
    このように穏やかで優しい作品が来て
    少し拍子抜けしてしまった感があったような気がします。

    私としては
    「そんなひともいたっけ、なんて」と
    何気に歌って強烈に残る
    フライトボードなんかがよかったのになぁ、とか思うんですけど

    この歌は 五郎さんでないと歌えない
    温かい一曲なので
    やっぱりこうなったのだろうなぁ・・・と思います。

    とても深い詩で
    胸に沁みる言葉なのですが
    当時のファンは まだ若く
    何も悟っていない年齢でしたので
    穏かな世界より 
    もっと強いものを求めたのかもしれません。

    当時の私もまだ若くて未熟者でしたので
    過ぎ去ればどうして夢は優しいのか・・・・と
    よくわからなかったのです。
    これは 悲しいのか うれしいのか
    笑って別れたのか 泣いて別れたのか・・
    思い出にできたのか
    思い出に出きていないのか・・・と

    言葉が抽象的な世界は
    人生経験がなさすぎるために
    ほんとうに理解することが難しかったと思います。

    この作品は 今聴くと ほんとうにいいなぁ・・・・。
    この歌って 私たちの年代向きなんだよなぁ・・・。

    過ぎ去れば夢は優しい 遠ざかるほど
    あなたを近くに感じる


    当時の若さでは わからなかったことだなぁ。

    でも よくわからないままに
    こんな風に 美しい記憶として残れたらいいなぁ、
    別れたあとでいいから
    自分の優しさが伝わっていたらいいなぁ、
    いい人と出会った、と
    懐かしく思っていただけたらいいなぁ・・・・

    そういう女性でありたいな、って思って
    私は生きてきたような気がします。

    今聴くと しみじみとよくわかる感じがします。

    7/26 この作品が入ったアルバム
    『過ぎ去れば夢は優しい』が復刻します!
    http://tower.jp/item/4534158/%E9%81%8E%E3%81%8E%E5%8E%BB%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%A4%A2%E3%81%AF%E5%84%AA%E3%81%97%E3%81%84%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    01. フライトボード ( 作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    02. 19:00の街 ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    03. 言い訳もしたくない季節 ( 作詞 : 秋元 康 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    04. 再びの夢 ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    05. 過ぎ去れば夢は優しい ( アルバム・ヴァージョン )( 作詞 : 売野雅勇 作曲 : 筒美京平 編曲 : 川村栄二 )
    06. シルエット ( 作詞 : 伊藤 薫 作曲 : 野口五郎 編曲 : 川村栄二 )
    07. 砂時計 ( 作詞・作曲 : 高森悦郎 編曲 : 山中涼平 )
    08. それも My Way ( 作詞 : 伊藤アキラ 作曲・編曲 : 山中涼平 )
    09. ただのひとりごと ( 作詞・作曲 : 高森悦郎 編曲 : 山中涼平 )
    10. 君に届かない歌 (Everybody Loves Me) ( 訳詞 : 山上路夫 作詞・作曲 : Kenny Hirsch, Doc Pomus 編曲 : 山中涼平 )
    <ボーナス・トラック>
    11. 誰かが私を愛してる ( 作詞: 市川森一 作曲:筒美京平 編曲:川村栄二 ) ( 1983 POLYDOR_7DX-1205 )
    12. 過ぎ去れば夢は優しい (シングル・ヴァージョン) (作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:川村栄二 )(1983 POLYDOR 7DX1235 )
    13. 愛を全てに変えて ( 作詞: 伊藤 薫 作曲:野口五郎 編曲:山中涼平 ) (1983 POLYDOR 7DX-1235 )

    おぉ ボーナストラックもうれしいですねっ。
    楽しみだな~。
    タワーレコードさん いい仕事してますね~っヽ(^o^)丿



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    2017
    07.06

    「青春の旅」野口五郎(2)

    「青春の旅」野口五郎
    作詞・木津治子 補作詞・大日方俊子 作曲・馬飼野俊一 編曲・馬飼野俊一

    2017/07/26に『青春の旅路 -新らしい汽車-』が復刻になります。
    45年前の作品が復刻になるのです。
    すごいことだと 思いませんか?

    16才の野口五郎さん。
    今の時代にも十分通用する美少年です。
    レコードジャケットを見てください。
    感動的です。(涙)

    もう この事実だけでも
    野口五郎という歌手の凄さというものが
    世の中の人に伝わると思います。

    あまりにもジャケットの五郎さんが美少年すぎたので
    思わず買ってしまった、という方がいらっしゃったら
    それが正解です。正しい行動です。

    今の少女たちにも出逢っていただけることを祈ります。

    これはうれしいアルバムなのです。
    迷っていらっしゃる方がいらっしゃったら
    絶対買うべきだと 私は背中を押してあげたい。

    私は後追いでした。
    このアルバムは中学校に入ってから手にいれました。

    なので このアルバムの世界が
    とても理解出来ました。
    背伸びをせずに すんなりと受け入れられたという感じがします。

    一曲ごとに 場所を変えて
    自分がその場に立ち景色をながめ
    心を震わせていたように思います。

    今聴いても 純粋な心を取り戻せる気がするのです。

    このアルバムの中で 私が一番好きな歌は
    「小さな君に」です。
    この歌は当時の自分の心に一番自然に沁み込みました。
    この歌を聴く時、
    私は当時の自分が見えてくる気がします。
    大切な宝石箱を開けるような気持ちです。

    この歌については何度も書いていますので
    今回は特に歌詞が好きな「青春の旅」を書くこととします。

    人生は出逢いと別れの繰り返し。
    当時の自分には 出逢いもなければ別れもない。
    ただただ夢ばかりを見て
    憧れだけが心に広がっていた時代。

    何もわからなかった。
    すべてが未知の世界で・・・・。

    だから
    歌を聴き 知らない世界をイメージして
    少しずつ 大人になっていったんだと思います。

    思えば長く生きたものだなぁ・・・って
    今しみじみと思います。

    「きみが好きだから きみが好きだから
     遠くはなれて 君を想う」

    離れていても 変わらない愛があります。
    離れれば離れるほどに
    心の中で添い続けてくれる人だっている。

    殺伐とした世の中、
    人を責め いがみ合って もめ事の中に身を置くより


    静かに
    自分の中で生きる人を抱きしめていたい。
    美しい記憶や思い出は
    美しいままに抱きしめていたい。

    だって それは
    大切な大切な宝物なのだから。

    そんな風に思えるのも
    自分がこのような歌を聴いて育ったから、ではないかなぁと思います。

    私の心を育ててくれた
    優しいアルバムです。

    このような世界を表現できた
    野口五郎という歌手の素晴らしさを
    たくさんの人に実感していただきたい。

    力を込めて
    わたくし
    このアルバムをお薦めいたします。

    『青春の旅路 -新らしい汽車-』
    http://tower.jp/item/4534151/%E9%9D%92%E6%98%A5%E3%81%AE%E6%97%85%E8%B7%AF--%E6%96%B0%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84%E6%B1%BD%E8%BB%8A-%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E

    < Track Lists >
    01. 新らしい汽車 ( 作曲・編曲:馬飼野俊一 )
    02. 孤独な旅路 ( 作詞 : 棚橋三津雄 作曲・編曲: 馬飼野俊一 )
    03. 小さな君に ( 作詞 : 吉岡慶子 作曲 : 筒美京平 編曲:馬飼野俊一 )
    04. 最初の恋 ( 作詞 : 石岡洋子 作曲: 佐藤 寛 編曲:馬飼野俊一 )
    05. 愛のエレジー ( 作詞 : 土山方子 作曲 : 佐藤 寛 編曲:馬飼野俊一)
    06. 雨の妖精 ( 作詞 : 佐藤美智子 作曲・編曲 : 馬飼野俊一 )
    07. 白い小鳩 ( 作詞 : 島田まりこ 作曲 : 筒美京平 編曲:馬飼野俊一 )
    08. 悲しみの海 ( 作曲・編曲 : 馬飼野俊一 )
    09. 夏の終り ( 作詞 : 池田憲子 作曲 : 筒美京平 編曲:馬飼野俊一)
    10. 沈んだ時計 ( 作詞 : 兵野ひづる 作曲: 筒美京平 編曲:馬飼野俊一 )
    11. ある日のひとり旅 ( 作詞 : 天野由美子 作曲 : 筒美京平 編曲:馬飼野俊一 )
    12. 愛のすがた ( 作詞 : 棚橋三津雄 作曲・編曲 : 馬飼野俊一 )
    13. ひとり愛を連れて ( 作詞 : 斉藤大三 作曲・編曲 : 馬飼野俊一 )
    14. 青春の旅 ( 作詞 : 木津治子 作曲・編曲 : 馬飼野俊一 )

    ( 全曲 補作詞・台詞:大日方俊子 編曲 : 馬飼野俊一 )



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    2017
    07.03

    「砂時計」 野口五郎

    「砂時計」 野口五郎
    作詞・作曲 : 高森悦郎 編曲 : 山中涼平

    1983年アルバム「過ぎ去れば夢は優しい」に入っている作品。
    7/26復刻いたします!!
    ヽ(^o^)丿

    すこし思うのは
    どうしてアルバム「19:00の街」としなかったのかなぁ、
    ということです。
    その方が さらに売れたと思います。

    そこにも何かこだわりがあるのでしょう。

    私は もちろん購入します。
    実を言うと レコードを持っていないからです。
    楽しみだなぁ~っ。

    当時・・・きっと 仕事が忙しかったんだな~っ
    (そういうことにしておいてください~)(>_<)

    この歌は 博品館で初めて聴きました。
    五郎さんが歌を教えてくださって
    みんなで歌った思い出があります。

    すぐに覚えられて
    とっても楽しかったんです。

    五郎さんと歌が歌えるなんて・・・・と
    本当に とーーーっても楽しかったんです。

    だから他のことはすぐに忘れるんですけど
    ものすごくこの時のライブのことは覚えているんです。

    うれしいと
    人間忘れないものですね。

    一度聴いたら 忘れられない歌、ってあると思うんですけど
    この歌も そんな歌のひとつです。
    とてもすてきなメロディ。

    素晴らしいな~っ。

    購入したら じっくりと聴きたいと思います。
    楽しみです!!

    『過ぎ去れば夢は優しい』
    http://tower.jp/item/4534158/%E9%81%8E%E3%81%8E%E5%8E%BB%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%A4%A2%E3%81%AF%E5%84%AA%E3%81%97%E3%81%84%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E


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