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    2015
    10.30

    「ひとり雨」 野口五郎

    Category: シングルB面
    「ひとり雨」 野口五郎         
    作詞・大日方俊子 作曲・荒井英一  編曲・竹村次郎          
    1971年5月1日発売B面

    ドイツ旅行に行ってきたりで
    しばらく間があいてしまいました。

    帰ってきた日に「NHKファミリーヒストリー」を見ました。
    本当に感動の内容でした。
    それについては こちらのプログに熱く語っておりますので
    よろしければご覧ください。
    http://norieroom.blog121.fc2.com/blog-category-18.html

    五郎さんは 歌手になるべくしてなられた人だと納得しました。
    そして五郎さんがこのように 自分の親や自分のルーツさらけ出してまで
    自分の生きる道を きちんと示された姿が素晴らしいと思いました。
    感動的でした。
    泣けました。

    今の五郎さんには 迷いはないと思いました。
    今は亡きお父さまのご意思もしっかりと受け取られ
    親から受けたバトンを握って 次の世代に渡すべく懸命に駆け抜ける
    強い決意が見えました。
    ファンとして こんなにうれしいことはありません。

    13歳の声変わりで経験した挫折。

    そのことが五郎さんにとってどんなにつらくて悲しくて
    惨めで絶望的で 大きい出来事であったか、ということを
    あらためて知りました。

    レコード一枚出すことの大変さ、
    諦めることを 
    沈黙で許されなかったお父さんがいらっしゃったからこそ
    13歳の五郎さんも歯を食いしばって頑張られたのだと思いますし
    今の五郎さんがいらっしゃるのだと思います。

    そして この苦労があればこそ
    歌手になれた歓びは大きかった。

    やっとの思いで手に入れたものだからこそ
    投げ出さず ずっと歌ってこられたのだと思います。

    簡単に手に入れたものなど
    すぐに捨ててしまう。
    けれど 必死の思いでやっと掴んだものは
    人間、手放すことはしない。

    試練も 野口五郎という歌手を育てるための神様の慈愛でしょう。
    ファンもずっと歌いつづけてくださる五郎さんを見つめられて幸せです。

    デビュー曲は「博多みれん」
    演歌ですが
    五郎さんはハスキーな声で
    パーフェクトに歌いこなされています。

    そしてこの「ひとり雨」はそのB面。
    大人の女性の切ない恋を歌った歌ですが
    五郎さんが歌われると
    なんとも青さが愛おしい。
    とにかく歌が上手い。
    ハスキーな声が 生かされています。

    知ってて戯れた かなしい女の
    心に降りしきる冷たい雨が
    昨日の思い出濡らす ひとり雨


    人生は 無駄なことなどひとつもない。
    自分の人生に起きたことを
    自分の栄養として生きれるかどうかだと思います。

    このデビュー曲のレコードがあっての野口五郎さんなのだなぁ。

    デビューシングルがなんとも愛おしくなった今の私です。

    これを機会に私たちも初心に戻ろう!!

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