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    2015
    04.23

    「グッド・ラック」 野口五郎

    Category: シングルA面
    「グッド・ラック」 野口五郎
    作詞・山川啓介 作曲・筒美京平 編曲・高田弘
    1978年9月1日発売A

    トロピカルな雰囲気さえ漂う「グッド・ラック」
    しなやかでおしゃれな作品で
    当時はとても新しい感じがしてうれしかった。

    この年はロサンジェルス通信を出されたり
    秋には日生劇場リサイタルがあったりと
    五郎さんにとっては挑戦の一年。
    いろんなことがもっともっと報われても良い一年だったように思いますが

    正直五郎さんにとっては
    春から嵐のような一年だったように思います。

    この作品の前が「泣き上手」だっただけに
    この作品の男らしさがより際立って
    すごくうれしかったように思います。

    ヒット曲が出る、ということは
    歌手にとってはとても大きいことで
    この作品がヒットしたことは
    報われた感も大きく
    私たちファンも 心が解き放たれたようなうれしさと
    胸をなでおろすような安堵感がありました。

    この曲は五郎さんの低音部をいっぱい聴かせてくれて
    なんだか男らしくてかっこいい、と思いました。
    そしてそれによって、より高音部の伸びやかさが心地良く響いています。

    ごめんよどうやら別れの時間だ
    ひと箱の煙草が終わってしまった


    このクールさがいい。

    時には自分もこんな風に
    さらりとかわしながら しなやかに生きるのもいい。

    すっきりとして気もちがいいし、
    なによりみんなに支持された作品ということが
    ファンとしてもうれしいことでした。

    この一曲は 五郎さんもファンにとっても
    必要な一曲だったと感じられます。
    この一曲があった意味は大きいです。

    心を解き放ってくれた作品のように思います。

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    2015
    04.21

    「19:00の街」 野口五郎   

    Category: シングルA面
    「19:00の街」 野口五郎          
    作詞・伊藤薫 作曲・筒美京平 編曲・川村栄二
    1983年1月25日発売A 

    1983年11月22日放送開始、
    連続ドラマ、TBSテレビ木曜座「誰かが私を愛してる」の
    主題歌となった「19:00の街」

    物語もミステリアスで
    記憶に残る内容でしたが
    その主題歌となったこの曲も
    大ヒットして
    ファンもレコードが売れることが
    こんなにうれしいとは・・・と
    感無量になったことを
    強く記憶しています。

    残念ながら83年の紅白は落選となり
    あまりにもショックなことでしたが
    翌年には このヒット曲で誇らしくカムバック。

    「お帰りなさい」という横断幕があったように記憶していますが
    この時ほどうれしく
    紅白を見て嬉し泣きしたことはなかった、と
    今も懐かしく思い出されます。

    都会の摩天楼が浮かんでくるようなこの作品、
    都会的であり
    クールな雰囲気が
    とても新鮮に感じました。

    曲も良いし
    歌詞がいつ聴いても
    心に刺さり、
    はっとして聴くような詩。

    この詩は素晴らしいな~。

    ああ時間ばかりついやしてたイタズラに
    あなたの心の中に
    傷ひとつも残せないで
    愛と呼べるはずもない
    絡んだ運命の絆


    この歌詞はいつ聴いても
    心に刺さる

    「傷ひとつも残せないで
     愛と呼べるはずもない」

    本当に・・・・その通りなんだなぁ。
    深くて自分に問うような言葉。
    はぁ~ (ためいき)
    なんて心に響く言葉。

    やっぱり名曲なんだなぁ。

    この作品
    コーラスも不思議な雰囲気で面白い。
    普通のコーラスにしなかったのが
    さらに作品の魅力を高めている。
    というか こんなコーラスって聴いたことがないんだけど~。
    何か録音秘話とかありそうなんだけれど
    エピソードとかご存知の方がいらっしゃったら
    どうか教えてください。

    そして最後の 絡んだ運命の絆~から
    にじむように~と
    転調するところなど
    聴いていてとても心地良い。
    おしゃれであり、華やかな都会のイメージそのもの。

    たくさんの人があふれる中の孤独。
    華やかな都会の中・・・
    立ちつくす小さな自分をも
    絵にしてくれる。

    これは五郎さんが
    出逢うべくして出逢った作品なんだなぁ、と思う。

    今聴いても
    五郎さんの魅力が溢れだしているように思う。

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