「白い風景」 野口五郎
作詞・山上路夫 作曲・佐藤寛 編曲馬飼野俊一
1976.3.10アルバム発売
兄弟アルバムは第一弾があってこその第二弾
第三弾があるわけですが
特に胸に沁みる 素晴らしい出来のアルバムで
私も大好きなアルバムの一枚です。
作家と歌手にも
相性というものがあると思うけれど
やはり 野口五郎という歌手と
山上路夫という作詞家の相性は
特に良かったと 私は思うのです。
山上先生は今も活躍されており
先日も作詞大賞を受賞されたと聞きましたが
本当に懐かしく
再びのコラボを心から望む
尊敬する作家の一人です。
山上先生の詩というのは
言葉が すぅ〜っと
胸に入ってくる言葉であり
決してどろどろせず
山上先生は
すべてを美しくして
この心もきれいにしてくれるような
フィルターをお持ちなのだなぁ。
どこか夢のようでもあり
けれど すべてにあてはまり
切なく甘くキュンとするすてきな世界。
「白い風景」
当時の「野口五郎」らしい曲で
満たされた一曲。
このアルバムは 馬飼野俊一先生の
ストリングスアレンジが効いていて
より甘く美しい世界に仕上がっていると思います。
「あなたはここにいてと それだけ言って
白いスカートひるがえして あなたはゆく
こんなに空は青く 明るい午後に
なぜに僕ら二人だけが 別れるの」
五郎さんの甘い声に
もうめろめろだったあの頃。
切なくて 歌を聴いては
わけもなく泣けて
歌を聴いていると
青空と悲しみが目に沁みてたまらなかった。
振り返ればこんな風に
心に残る愛に憧れた
悲しみもきっと
美しい記憶になると信じられた。
愛はまだ知らなかったけれど
去っていくときはこんな風に
美しい残像を残し
静かに去っていく別れがいいと
子供ながらに思った。
「せめてあなたの幸せを祈るだけ」
祈れればいいと思った。
美しい思い出がある人生に憧れた。
振り返ればいつも
五郎さんの歌があったし
だからこそ 美しい記憶が
私にはあるのだと思います。
五郎さんの歌があって良かったと
しみじみと思えるのです。
作詞・山上路夫 作曲・佐藤寛 編曲馬飼野俊一
1976.3.10アルバム発売
兄弟アルバムは第一弾があってこその第二弾
第三弾があるわけですが
特に胸に沁みる 素晴らしい出来のアルバムで
私も大好きなアルバムの一枚です。
作家と歌手にも
相性というものがあると思うけれど
やはり 野口五郎という歌手と
山上路夫という作詞家の相性は
特に良かったと 私は思うのです。
山上先生は今も活躍されており
先日も作詞大賞を受賞されたと聞きましたが
本当に懐かしく
再びのコラボを心から望む
尊敬する作家の一人です。
山上先生の詩というのは
言葉が すぅ〜っと
胸に入ってくる言葉であり
決してどろどろせず
山上先生は
すべてを美しくして
この心もきれいにしてくれるような
フィルターをお持ちなのだなぁ。
どこか夢のようでもあり
けれど すべてにあてはまり
切なく甘くキュンとするすてきな世界。
「白い風景」
当時の「野口五郎」らしい曲で
満たされた一曲。
このアルバムは 馬飼野俊一先生の
ストリングスアレンジが効いていて
より甘く美しい世界に仕上がっていると思います。
「あなたはここにいてと それだけ言って
白いスカートひるがえして あなたはゆく
こんなに空は青く 明るい午後に
なぜに僕ら二人だけが 別れるの」
五郎さんの甘い声に
もうめろめろだったあの頃。
切なくて 歌を聴いては
わけもなく泣けて
歌を聴いていると
青空と悲しみが目に沁みてたまらなかった。
振り返ればこんな風に
心に残る愛に憧れた
悲しみもきっと
美しい記憶になると信じられた。
愛はまだ知らなかったけれど
去っていくときはこんな風に
美しい残像を残し
静かに去っていく別れがいいと
子供ながらに思った。
「せめてあなたの幸せを祈るだけ」
祈れればいいと思った。
美しい思い出がある人生に憧れた。
振り返ればいつも
五郎さんの歌があったし
だからこそ 美しい記憶が
私にはあるのだと思います。
五郎さんの歌があって良かったと
しみじみと思えるのです。
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「参番館」 野口五郎
作詞・藤 公之介 作曲・編曲 佐藤寛
1978.3.15アルバム「飛翔 移りゆく季節の中で」発売
兄弟アルバム第3弾「飛翔・移りゆく季節の中で」に
収録された作品。
五郎さんとお兄さんの兄弟アルバム
1,2,3と 雰囲気が違うのは
お二人が成長されている、ということもありますし
やはり作詞家の先生のカラーが大きく影響していると
私は思っています。
この作品はすべて 藤公之介先生。
タイトルの「飛翔」なんてかっこいい言葉に
おぉーーっ とか思ったものです。
ジャケットが紅く
燃える太陽 飛行機と 全身の五郎さん
情熱的な色、都会的なイメージですが
内容は 素朴で
手作り感いっぱいの 等身大の五郎さんを
感じることができました。
けれど 藤公之介先生の詩は
五郎さんを大人に見せたような気がします。
というか 公之介先生の詩は かなりリアルに
伝わってくる大人の世界。
このアルバムの中では
私はやっぱり一曲目の
「シルバーヘッドホーン」が好きなのだけれど
2曲目のこの「参番館」は
物語を見るような
切なくほろ苦い大人の愛のお話。
「キリマンジェロとモカのブレンドは
君に逢うための 小道具だった
気のいいマスターから
君を奪うことになるなんて
思いもよらない ことだったのさ」
聴くほうも 思いもよらない衝撃的な内容。
幼い自分には けっこう重いお話でしたけれど
淡々と語るような曲とアレンジが心地よく
よく歌っていました。
キリマンジェロとモカのブレンドって
きっと 苦くて酸っぱくて
切ない大人の味なんだ〜っ。
まだコーヒーも飲まない自分でしたから
いつか大人になったら
飲んでみたいと思っていました。
大人って切ない。
いろんな大人の愛の世界を
五郎さんの歌で知って
いつも めまいする私なのでした。
作詞・藤 公之介 作曲・編曲 佐藤寛
1978.3.15アルバム「飛翔 移りゆく季節の中で」発売
兄弟アルバム第3弾「飛翔・移りゆく季節の中で」に
収録された作品。
五郎さんとお兄さんの兄弟アルバム
1,2,3と 雰囲気が違うのは
お二人が成長されている、ということもありますし
やはり作詞家の先生のカラーが大きく影響していると
私は思っています。
この作品はすべて 藤公之介先生。
タイトルの「飛翔」なんてかっこいい言葉に
おぉーーっ とか思ったものです。
ジャケットが紅く
燃える太陽 飛行機と 全身の五郎さん
情熱的な色、都会的なイメージですが
内容は 素朴で
手作り感いっぱいの 等身大の五郎さんを
感じることができました。
けれど 藤公之介先生の詩は
五郎さんを大人に見せたような気がします。
というか 公之介先生の詩は かなりリアルに
伝わってくる大人の世界。
このアルバムの中では
私はやっぱり一曲目の
「シルバーヘッドホーン」が好きなのだけれど
2曲目のこの「参番館」は
物語を見るような
切なくほろ苦い大人の愛のお話。
「キリマンジェロとモカのブレンドは
君に逢うための 小道具だった
気のいいマスターから
君を奪うことになるなんて
思いもよらない ことだったのさ」
聴くほうも 思いもよらない衝撃的な内容。
幼い自分には けっこう重いお話でしたけれど
淡々と語るような曲とアレンジが心地よく
よく歌っていました。
キリマンジェロとモカのブレンドって
きっと 苦くて酸っぱくて
切ない大人の味なんだ〜っ。
まだコーヒーも飲まない自分でしたから
いつか大人になったら
飲んでみたいと思っていました。
大人って切ない。
いろんな大人の愛の世界を
五郎さんの歌で知って
いつも めまいする私なのでした。