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    2011
    08.18

    「渚ふたたび」野口五郎

    「渚ふたたび」野口五郎
    作詞・ちあき哲也 作曲・筒美京平 編曲・大村雅朗
    1980.12.23発売 アルバム「スマイル」

    アルバム「スマイル」のオープニングタイトル。
    このアルバムの作品を歌う五郎さんも
    もう十分に大人であったように思います。
    10周年を迎えた五郎さん。
    節目の年に出されたアルバムです。

    まだ少女の域にいた自分には
    かなり背伸びをして聴く感覚がありました。
    かなり「大人」を意識した内容のように感じました。
    当時の私には このアルバムは 
    かなりアダルトな感じ。

    一番親しみやすかったのがこの「渚ふたたび」

    大人になっていく切なさ
    まだよくわからない人生の意味。
    燃え上がるものが 潮が引くように
    どうしたら引いていけるのかもわからない時代。

    この歌を聴くと なんだか少し人生を悟った気がして
    あぁ 自分もすこしずつ
    大人になっているんだ・・・
    なんてキュンとしたものです。

    今読むと この詩の深さがとてもわかる。
    海に行きたい時
    海の前に立ちたいときは
    本当にこんな気持ちの時だと
    私も思うから。

    「あの胸にみちてた
     恋びとの あわれさ
     ふと 思い疲れて
     いつかさめてる恋も あるさ」

    本当はね。
    きっと強がりだと思う。
    だけどもう
     なんか冷めちゃった、って
    自分に言い聞かせて
    ふりきって
    誰も責めないで
    もうここから 
    新しくやり直そう・・・って
    思ったのじゃないかな。

    昔は そう思わなかった。
    好きでいたいのに
    気持ちが冷めちゃって
    どうして好きでいられないのだろう、って
    どうして自分が心変わりしちゃったのだろう・・・
    そういう気持ちを歌った歌なのかな、って
    思ってた。

    人の解釈は色々あると思うけれど
    私はそう思う。

    本当に傷ついたから
    帰ってきたんだと。
    これ以上の愛などないだろう場所に。
    ふたたび。


    いろいろと聴く人によって変わっていく
    とても深い詩だと思います。

    それから特記しておきたいことは
    この曲もそうですが
    アルバムの中 5曲
    アレンジャーが大村雅朗さんだということです。

    才能に溢れた
    名アレンジャーの登場、と
    とても将来を楽しみにしていた方だっただけに
    若くして亡くなられたことは
    本当に残念でなりません。

    83年の作・編曲作品
    聖子ちゃんの「SWEET MEMORIES」が
    何より衝撃的で印象に残っていますが

    80年のこの 五郎さんとのコラボレーション。
    うれしいものですし貴重だと思います。

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