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GORO Prize Years, Prize Songs ~五郎と生きた昭和の歌たち~
「積み木の部屋」作詞:有馬三恵子 作曲:川口真 編曲:馬飼野俊一
歌:野口五郎
1974年3月10日発売
「積み木の部屋」作詞:有馬三恵子 作曲:川口真
オリコン最高位4位 58.2万枚 '74売り上げ年間ランキング9位
布施明さんが歌われた名曲のひとつ。
思えば 1974年は 私自身 音楽を聴くのが とにかく楽しくて
歌謡曲も夢中になって聴いた年です。
ラジオのベストテン番組もひたすら夢中で聴いて
毎週ランキングを記録したりしていました。
この年五郎さんが歌われた「甘い生活」は
五郎さんの代表作品のひとつですが、
オリコンで初の1位に輝くという記念すべき一年でした。
この年はとにかく ミリオンセラーが目白押し
「なみだの操」「あなた」「うそ」「ふれあい」など
レコードが爆発的に売れ 誰もが流行歌を口ずさんだ時代
名曲がたくさん生まれた良き時代でもありましたし
ヒット曲はだれもが知っていて歌える、という
歌謡曲全盛期だったように想います。
布施明さんの この「積み木の部屋」
布施さんならではの 語るような歌い方
声量のある布施さんが
あえて 囁くように歌っているところがまた
切なくて胸を締め付けるよう。
あの時代にマッチしていました。
これぞ布施明、というような作品を
今回五郎さんがカバーされているのですが
この五郎さんの「積み木の部屋」も
歌手・野口五郎ならではの
甘く胸に響く素晴らしい作品に仕上がっています。
たぶん知らない人が聴けば
この歌は野口五郎さんのオリジナル作品だろうと
きっと思ってしまうでしょう。
布施さんも 五郎さんも
歌を 語るように
人の心に届けることができる歌手なのです。
強く 迫力を持って
人に届けることは それほど難しいことではありません。
けれど 静かに語るように 胸に染み入るように
優しく 甘く 切なく、愛を 語れる歌手はそれほどいません。
歌唱力があると言われ続けてきた二人ですが
お二人は それができる貴重な存在です。
いつまでも 変わらない音域
甘い歌声
「積み木の部屋」で甘く切なく満たされていきます。
ずっと聴いても 本当に飽きることはありません。
ぜひお聴きいただきたいと想います。
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GORO Prize Years, Prize Songs ~五郎と生きた昭和の歌たち~
「あなたがいたから僕がいた」作詞:橋本淳 作曲:筒美京平 編曲:馬飼野俊一
歌:野口五郎
1976年8月1日に発売された郷ひろみさんの「あなたがいたから僕がいた」
作詞:橋本淳 作曲:筒美京平 編曲・筒美京平
オリコンチャート最高位 2位 1976年年間シングルチャート47位
嵐のような 怒涛のアイドル全盛期は ファンの成長とともに少しずつ落ち着きを見せ
この年には 3人が並んで立たれる機会が多く見られました。
新御三家というくくりに入れられたことに それぞれ本人たちもファンも
疑問も反発も主張もあったことでしょう。
ファンも この人たちにだけは負けないっ!みたいな 変な女の意地?もあり(どんな意地だ)
何に張り合っていたのか 今思うとよくわかりませんが(*^^*)
それぞれが 自分の応援する王子さまが一番だと息巻いて
絶対に一番!なんだから負けてなるものか、と 必要以上に熱く燃えた時代がありました。
大人の階段を昇るごとに 人としても女性としても落ち着いて
この76年の頃には あなたがいたから僕がいた、ではありませんが
それぞれの個性や良さを認め合える時代へと入っていったような気がします。
今思えば 本当に漫画のようでもありますが
あの頃の燃え方は尋常ではなく
何か憑き物でもしたように
熱狂的に応援できたのも
ひろみ、秀樹、五郎の三人で「新御三家」と言われ
素晴らしいライバルがいたおかげだと思っています。
ライバルがいるということは すばらしいことで
周りから比べられることは 負担だったと想いますが
だからこそそれぞれの良さもわかって 常にお三人はダントツにかっこよくて
私たちの理想を裏切らないすてきな王子さまいてくださったのではと思っています。
1976年 忘れもしませんが
テレビで見た「ベスト3夢の顔合わせ」
テレビ「ベスト3夢の顔合わせ」(私の資料のページ)
叫び声の中での3人の競演
ファンも もう失神寸前
たぶん中のどなたかは失神されたのでは思ってますけれど(*^^*)
こんなに燃えることができる私たちの青春は
幸せでなくてなんでありましょうかっ!!
・・とマイクを持って叫びたいくらい燃えた共演。
できることならば
もう一度見たいと願う
夢のような番組です。
この年のお3人は もうとにかく本当にかっこよかったです。
紅白歌合戦の「あなたがいたから僕がいた」このバックでもひろみさんの後ろで
五郎さんと秀樹さんが白の上下で踊られていますが
とにかく細くてしなやかでかっこいーーーっ!!
やっぱり三人が並ばれると無敵!!って感じで
もう誇らしくてしびれるーっ!!って感じでした。
レコード大賞でも 新御三家が揃って賞を受賞、
やっと世の人たちが 3人の個性や実力を認めてくださったように想います。
さてさて 前置きが長くなり
大変暴走してしまいましたが
この年のひろみさんの代表曲が「あなたがいたから僕がいた」
とても素直に受け止められる歌詞と曲。
ひろみさんには なくてはならない一曲でしょう。
そのひろみさんの「あなたがいたから僕がいた」を
五郎さんが歌われているのです。
ぜひぜひ みなさんに聴いていただきたい作品です。
五郎さんは 飾らず素直に この一曲を歌われています。
テクニックも本当はいろいろと使おうと思えばそれもできたはずですが
五郎さんがあえてそれをされず
まるで少年のように素直に歌われています。
共に時代を生きてきた ひろみさんに対する想いがあればこそでしょう。
飾らないからこそ ひろみさんの歌も今また輝きますし
五郎さんの歌声の魅力も感じるなぁ、って想いました。
五郎さんの変わらない若々しい歌声も
本当にうれしいです。
ひろみさんのヒット曲の数ある中で
この一曲を選ばれたこと
素晴らしいと想います。
秀樹さんの「若き獅子たち」も1976年でした。
五郎さんの中で この年の3人の思い出が
深く刻まれているのではないでしょうか。
そして 五郎さんのお二人に対する想いも
感じとることができ
とても胸がじーーんとしました。
このアルバム 本当に楽しいです。
まだお聴きでない方は ぜひ聴いてみていただきたいと想います。